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サイアム・クボタ 13年は売上高500億バーツ

 サイアム・クボタ・コーポレーションは、一三年の売上高が前年比25%増となる500億バーツに達すると見込んでいる。サイアム・セメント・グループ(SCG)と日本のクボタの合弁会社である同社の一二年の売上高は前年比30%増となる400億バーツに達した。

 タイの農業機械の市場規模は約500億バーツ。クボタは自社の市場シェアを約70%と見積もっている。一三年は農林水産業のGDP成長率が3・5~4・5%増に達しそうで、作物生産の増加と価格の上昇を背景に農業機械の需要は高い伸びが続くと見ている。同社のオパート・デンワチョー上級副社長は、政府の籾米担保貸付が売上増に大きく貢献したと述べている。農業機械の使用は効率を押し上げるのに役立つほか、長期的にコスト低減にも寄与するため、需要が続くことを確信しているとしている。旱魃の被害に関しては、東北部、北部、中部とも適正な水量は確保されており、自社の事業に大きな影響はないと見ている。

 サイアム・クボタは販売強化のため、タイ国内に18か所の営業所を追加するほか、カンボジア、ラオス、ミャンマーでも60か所に拠点を設ける方針。ミャンマー、ラオス、カンボジアの経済はまだ農業に大きく依存しており、農業機械の需要増が見込まれるとしている。また一三年は米国向け輸出を開始し、いくつかの製品をインドとオーストラリア向けに出荷する予定。一三年の輸出収益は全体の20%に達すると見積もっている。また9億バーツの投資で、タイ国内に鋳鉄部品の工場を設ける計画も明らかにしている。



日付 : 2013年02月11日

By : 週刊タイ経済

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