ホンダは、リチウムイオン電池を搭載したハイブリッド車「シビック・ハイブリッド」をタイで製造販売すると発表した。昨年に発売した「ジャズ・ハイブリッド」に次ぐハイブリッド・モデル。燃費は１㍑あたり２０㌔超と燃料効率がよく、環境にやさしいことをアピールする。市販価格は標準モデルで１０３万５０００バーツ、ナビゲーション・システムを持つ上位バージョンで１０９万５０００バーツ。ハイブリッド・システムは５年保証、リチウムイオン電池は１０年保証。発売から１年間で７０００台の販売を目標としている。

　ホンダのハイブリッド・システムは、エンジン走行を主体とし、発進・加速時など燃料を多く消費する際にモーターで走りを補助するシステム。パワープラントもエンジンとモーターを一体化したコンパクトな構造で、走りの軽快さや低燃費に寄与している。時速４０㌔㍍程度の一定速度での走行時にはエンジンは休止し、モーターのみで走行する。減速時にはモーターが減速エネルギーを最大限に回生してハイブリッド用バッテリーに充電され、アシスト時に再利用される。このほかアイドリングを自動的にストップし、燃料消費と排出ガスをなくす。作動中はオート・アイドル・ストップ表示が点灯し、ブレーキオフとともにエンジンを始動する。



日付 : 2013年02月25日

By : 週刊タイ経済