ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

工業団地開発のアマタ 今年は3000ライ分譲が目標

 工業団地造成のアマタ・コーポレーション(AMATA)は一三年の工場用地の分譲目標を3000ライに設定した。一二年の2800ライを上回るもので、ウィブン・クロマディット最高業務責任者(COO)は、自動車工業を中心に海外からの投資の波は続くと見ている。ウィブン氏は、今年の土地分譲が10~20%増になると予測している。

 ウィブンCOOが二月一九日にタイ証券取引所(SET)で開いた記者会見によれば、アマタの一二年の総収入は61億7000万バーツで、前年の40億6000万バーツを上回った。純利益は14億4000万バーツで前年比55%増となった。タイは自動車工業の投資ブームから利益を得るだけでなく、日本からの裾野産業の移転増によるメリットも得ていると述べている。中国企業もまた、リスク分散のためにタイへの再配置を進めている。二〇一二年のアマタの2つの工業団地の土地分譲は2800ライで過去最高となった。うち半分は、544ライを取得したブリヂストンなど自動車関連の産業となっている。一三年もすでに交渉中の土地分譲案件が60~70億バーツ分ある。

 ウィブン氏は、2工業団地のインフラ投資に20億バーツを使う計画を明らかにしている。また18億バーツで不動産ファンドを組成し、既製工場108棟をファンドに組み込む。不動産ファンドは年間3~4億バーツの収入が見込まれる。ラヨン県のアマタシティ工業団地は3000ライ、チョンブリ県のアマタナコン工業団地は1万ライの未分譲地があり、今後3、4年の需要に対応できる。土地の分譲価格はアマタナコンが1ライあたり700万バーツ、アマタシティが1ライあたり280万バーツ。



日付 : 2013年02月25日

By : 週刊タイ経済

登録