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中部電力 タイでメガソーラー

 日本の中部電力は二月二六日、タイ中部と北部において、合計6か所の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の開発・運営事業会社の株式49%をガンクン・エンジニアリング社から取得したと発表した。中部電力が海外の太陽光発電事業に参画するのは初めて。

 中部電力が株式を取得したのはガンクンがメガソーラー事業のために二〇〇九年に全額出資で設立したガンクン・パワージェン社。中部電力の事業参画により社名をガンクン中部パワージェン社に変更する予定。同社は極小規模発電事業者(VSPP)プログラムに基づき、地方電力公団(PEA)に長期売買契約の下で電力を卸販売する。保有するメガソーラー発電所のうち2か所はすでに商業運転を開始しており、残り4か所は現在、建設中。運転中の2か所はペチャブン県にあるバンクルアイ1とバンクルアイ2で、それぞれ一一年一月、同年一〇月に稼動した。発電容量は3・0メガワット、4・4メガワット。建設中の4か所のメガソーラーはペチャブン県、ナコンナヨック県、ピチット県、ペチャブン県にあり、二〇一三年の運転開始を予定している。発電容量はそれぞれ順に8・0メガワット、8・0メガワット、4・5メガワット、3・0メガワット。

 中部電力は二〇〇一年に自社の初の海外投資案件に参画して以降、タイをアジア地域における拠点として位置付けている。メガソーラー事業は中部電力にとってタイでの5件目の参画案件となる。また籾殻発電事業、東南アジア最大のホアイボン風力発電所に続く再生可能エネルギー事業への参画でもあり、タイにおける地球環境保全にも貢献する。



日付 : 2013年03月04日

By : 週刊タイ経済

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