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二月の自動車販売台数 前年同月比42・3%増

 タイ国トヨタ自動車が三月二一日に発表した二月の国内自動車(新車)販売台数は12万9910台となり、前年同月比42・3%増だった。内訳は乗用車が6万3452台、前年同月比92・1%増、商用車が6万6458台で前年同月比14・0%増、商用車のうち主力の1トン・ピックアップ・トラックは5万4576台、6・3%増だった。(17面のデータ参照)

 タイ国トヨタのウティコン・スリヤチャンタナノン上級社長補佐によれば、二月の新車販売台数は同月の販売台数で過去最高を記録した。自動車各社が、初めての新車購入者に対する税還付政策の新車予約の納車を急いだことが、新車販売台数の大幅増に寄与した。また景気の拡大から消費者の購買力が高まった。このほかに比較ベースとなる前年二月の販売台数が洪水の影響から少なかったローベースも一因となっている。

 二月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は3万7041台で、前年同月比では6・1%減となった。ホンダは2万5105台で4105・2%増。いすゞは2万844台、14・6%増となった。一一年の大洪水でロジャナ工場が被災したホンダの一二年二月の販売台数は597台にとどまっていた。
 乗用車の販売台数はホンダが2万1282台で、前年同月比3680・1%増。トヨタは1万5619台で10・3%増となった。日産は8911台、54・2%増となった。ピックアップ車(PPV含む)は、トヨタが1万9762台を販売し、前年同月比で3・1%減となった。いすゞは1万8607台で、10・6%増。三菱自は6297台、前年同月比16・6%減となった。

 一~二月の販売台数は25万5727台となり、前年同月比51・9%増だった。内訳は乗用車が12万3324台、前年同期比99・8%増、商用車が13万2403台で前年同期比24・2%増、商用車のうち主力の1トン・ピックアップ・トラックは11万194台、17・1%増だった。

 一~二月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は7万7704台で、前年同期比では2・8%増となった。ホンダは4万3494台で4581・8%増。いすゞは4万702台、39・5%増となった。乗用車の販売台数はホンダが3万6795台で、前年同期比4203・5%増。トヨタは3万4055台で8・6%増となった。日産は1万7154台、51・8%増となった。ピックアップ車(PPV含む)は、トヨタが4万438台を販売し、前年同月比で1・8%減となった。いすゞは3万6581台で、35・3%増。三菱自は1万3615台、前年同月比5・6%減となった。

 新車市場は三月も拡大する見通し。二月の景気全般に対する消費者信頼感指数が5か月連続で前月比上昇し、19か月ぶりの最高水準を記録していることや、新車スキームの納車が続くこと、各社による新モデルや限定モデルの導入、三月下旬からのモーターショーの開催などがプラス材料になる。タイ国トヨタは一三年の新車市場を一二年比10%減となる120万台と予測している。乗用車は新車スキーム終了による反動で前年比19・4%減となる54万2300台に、商用車も前年比7・4%減となる70万7700台にとどまると見ている。商用車のうちピックアップ車(PPV含む)の予想販売台数は前年比5・1%減となる63万1900台、PPVを除くピックアップ車は4・3%減の56万7100台と予測した。



日付 : 2013年03月25日

By : 週刊タイ経済

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