スズキ自動車タイランド ラヨン工場を年10万台に拡充
スズキ自動車(タイランド)は13億バーツを投じてラヨン県ヘマラート・イースタンシーボード工業団地の自動車組立工場の生産能力を年間5万台から10万台に引き上げる。エコカーの「スイフト」の販売が好調なことから、設備増強の計画を前倒しする。スイフトはタイ政府の初めての新車購入に対する税還付スキームの対象モデルになっており、一二年には購入予約が殺到した。新車スキームは予約期間が一二年末をもって終了したが、同社のワロップ・トリーラークガーム営業部長は、スイフトの人気は持続すると見ている。設備増強は今年半ばまでに着手し、来年の完成を見込んでいる。
スズキは四輪事業で東南アジアでタイ、インドネシア、ミャンマーの3か所に生産拠点を持つ。タイ工場は80億バーツを投じて建設し、一一年に操業を開始した。タイの生産拠点はエコカーをインドネシアとマレーシアに輸出する一方、インドネシア拠点は小型トラックをタイ市場に供給している。ワロップ部長によればタイ製スイフトは今年第3四半期にオーストラリア向け輸出を開始する。
スズキの今年のタイでの目標販売台数は6万台。内訳はスイフトが4万1000台、インドネシアから輸入の小型トラックの「キャリー」と多目的車の新型「エルティガ」がそれぞれ1万3000台、6000台。5ドア、7人乗りのエルティガはバンコク・インターナショナル・モーターショーから新型の販売を開始した。1・4㍑エンジンを搭載し、価格は55万4000~68万9000バーツ。ASEAN自由貿易協定(AFTA)の下で無税で輸入できるため、価格を低く抑えることができた。
スズキの一二年のタイでの販売台数は2万4680台で、内訳は旧型スイフトと新型スイフトが1万7000台、キャリーが6000台だった。ワロップ部長は、政府の初めての新車スキームが満了してもスイフトの人気は衰えないと強気の見通しを示している。現在のタイ国内のショールームとサービスセンターは85か所だが、今年中に100か所に拡張し、アフターサービスを強化する。スイフトのタイでの累計予約注文台数は4万7000台で、二月末現在の納車台数は2万3000台となっている。
日付 : 2013年03月25日
By : 週刊タイ経済
スズキは四輪事業で東南アジアでタイ、インドネシア、ミャンマーの3か所に生産拠点を持つ。タイ工場は80億バーツを投じて建設し、一一年に操業を開始した。タイの生産拠点はエコカーをインドネシアとマレーシアに輸出する一方、インドネシア拠点は小型トラックをタイ市場に供給している。ワロップ部長によればタイ製スイフトは今年第3四半期にオーストラリア向け輸出を開始する。
スズキの今年のタイでの目標販売台数は6万台。内訳はスイフトが4万1000台、インドネシアから輸入の小型トラックの「キャリー」と多目的車の新型「エルティガ」がそれぞれ1万3000台、6000台。5ドア、7人乗りのエルティガはバンコク・インターナショナル・モーターショーから新型の販売を開始した。1・4㍑エンジンを搭載し、価格は55万4000~68万9000バーツ。ASEAN自由貿易協定(AFTA)の下で無税で輸入できるため、価格を低く抑えることができた。
スズキの一二年のタイでの販売台数は2万4680台で、内訳は旧型スイフトと新型スイフトが1万7000台、キャリーが6000台だった。ワロップ部長は、政府の初めての新車スキームが満了してもスイフトの人気は衰えないと強気の見通しを示している。現在のタイ国内のショールームとサービスセンターは85か所だが、今年中に100か所に拡張し、アフターサービスを強化する。スイフトのタイでの累計予約注文台数は4万7000台で、二月末現在の納車台数は2万3000台となっている。
日付 : 2013年03月25日
By : 週刊タイ経済