タイ工業連盟（ＦＴＩ）自動車部会が三月一九日に発表した二〇一三年二月の自動車生産台数は２２万９２０４台を記録し、前年同月を３６・３５％上回った。ただし二月は営業日数が少ないため一月に比べると２・８９％減少した。二月の自動車生産の車種別内訳では、乗用車が１０万４２６８台、前年同月比１２４・１％増となった。バスは９０台で、前年同月比４６２・５０％増、トラックは１２万４８４６台で前年同月比２・７１％増となった。トラックのうち１トン・ピックアップ車の生産台数は１２万２９２台、同２・２９％増となった。（１７面のデータ参照）

　二月の輸出向け生産台数は９万１２４台で、生産台数全体の３９・３２％を占めた。前年同月比では１４・３８％増。乗用車の輸出向け生産台数は３万１６１４台（１１５・９３％増）、ピックアップ車は５万８５１０台（８・８％減）だった。二月の国内販売向け生産台数は１３万９０８０台で全体の６０・６８％を占めた。前年同月比では５５・７４％増。うち乗用車が７万２６５４台（１２７・８５％増）、ピックアップ車が６万１７８２台（１５・６０％増）だった。

　一～二月の自動車生産台数は４６万５２２９台を記録し、前年同月を５０・７４％上回った。一～二月の自動車生産の車種別内訳では、乗用車が２０万８３８８台、前年同期比１４０・０６％増となった。バスは１６８台で、前年同月比２１６・９８％増、トラックは２５万６６７３台で前年同月比１５・７４％増となった。トラックのうち１トン・ピックアップ車の生産台数は２４万７９８１台、同１５・４６％増となった。

　一～二月の輸出向け生産台数は１９万１３１台で、生産台数全体の４０・８７％を占めた。前年同期比では３３・１３％増。乗用車の輸出向け生産台数は６万６７７７台（１３１・３４％増）、ピックアップ車は１２万３３５４台（８・２５％増）だった。一～二月の国内販売向け生産台数は２７万５０９８台で全体の５９・１３％を占めた。前年同期比では６５・９１％増。うち乗用車が１４万１６１１台（１４４・４１％増）、ピックアップ車が１２万４６２７台（２３・６１％増）だった。
　ＦＴＩ自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当が明らかにした向こう３か月間の自動車各社の生産計画の集計値によれば、三～五月期の生産台数は６６万３９０台に達する見通し。直近３か月間（一二年一二月～一三年二月）の生産実績の６８万６５８２台を３・８１％下回るものの、一二年三～五月期の５４万３９１２台と比べて２１・４１％増加する見通し。

　ＦＴＩ自動車部会によれば、二月の自動車完成車輸出台数は９万４５２７台で、前年同月比２２・２６％増となった。前月比では９・０３％増。輸出額は４１６億２０１６万バーツで、前年同月に比べ１６・４３％増。二月のエンジンの輸出額は２３億４２５万バーツ（０・３５％減）、組立部品は１４９億２０１６万バーツ（２２・７２％増）、交換部品は１３億３１２２万バーツ（１２・９６％減）だった。完成車、エンジン、組立部品、交換部品を合わせた輸出額は６０１億６３７８万バーツで１６・２９％増だった。

　一～二月の自動車完成車輸出台数は１８万１２２４台で、前年同期比３８・４４％増となった。輸出額は８１０億９３０８万バーツで、前年同期に比べ３３・８３％増。一～二月のエンジンの輸出額は４５億９８８４万バーツ（３・４３％増）、組立部品は２７６億２１８２万バーツ（１６・２６％増）、交換部品は２５億６１４６万バーツ（１８・５１％減）だった。完成車、エンジン、組立部品、交換部品を合わせた輸出額は１１５８億７５２０万バーツで２６・０３％増だった。



日付 : 2013年03月25日

By : 週刊タイ経済