「ローソン108」 3店舗が同時オープン
日本のローソンとタイの消費財大手、サハ・グループは三月二九日、バンコク市内に「ローソン108」を3店舗同時にオープンした。サハ・グループが展開する小型店舗「108ショップ」を「ローソン108」としてリニューアルオープンしたもので、ローソンのインドシナ地域進出1号店となった。
ローソンとサハ・グループは、一二年一一月に合弁会社の「サハ・ローソン」を設立し、タイでの出店準備を進めていた。四月までにオープンする4店舗はタイでの本格展開に向けた実験的な店舗になる。現地のニーズを検証した上で、今年七月以降に出店を拡大していく。ローソンの海外店舗は、これまでローソンのみのブランドでの展開だったが、今回、初めて合弁会社と連名のブランドを展開する。
タイでは所得の向上により中間層が拡大していることに加え、外食やテイクアウト利用の多い食文化からも、コンビニエンスストアの市場は拡大すると判断した。ローソンの持つ商品開発力や運営ノウハウと、サハ・グループの持つ地域に密着した商品力やサービス力を活かして事業展開する。一三年度中に新規オープンも含め、タイ国内に50店舗を出店する計画だ。
合弁会社のサハ・ローソンは、サハ・グループが50%、ローソン・アジアパシフィックが49%、タイ三菱商事が1%を出資している。資本金は6億9700万バーツ。ローソン108の1号店はニューペッブリ通りのサハ・グループ本社敷地に出店した。2号店はバンカピ区のママー2店で、3号店はラーカバン区のロムクラオ21店。売り場面積は66~77平米で、24時間営業。1800~2100アイテムの商品を取り扱う。
ローソンにとって、タイは中国、インドネシア、ハワイに次いで4番目の海外市場。ミャンマー、ベトナム、インドへの進出も検討している。タイのコンビニ市場は、CPグループがタイでの営業権を持つ「7イレブン」が最大手。2位の「ファミリー・マート」も、セントラル・グループの資本参加を経て出店が加速している。サハ・グループは108ショップを約600店展開している。このうち約260店はローソン108への衣替えを予定しており、新ブランドへの切り替えを徐々に進めていくことにしている。
日付 : 2013年04月08日
By : 週刊タイ経済
ローソンとサハ・グループは、一二年一一月に合弁会社の「サハ・ローソン」を設立し、タイでの出店準備を進めていた。四月までにオープンする4店舗はタイでの本格展開に向けた実験的な店舗になる。現地のニーズを検証した上で、今年七月以降に出店を拡大していく。ローソンの海外店舗は、これまでローソンのみのブランドでの展開だったが、今回、初めて合弁会社と連名のブランドを展開する。
タイでは所得の向上により中間層が拡大していることに加え、外食やテイクアウト利用の多い食文化からも、コンビニエンスストアの市場は拡大すると判断した。ローソンの持つ商品開発力や運営ノウハウと、サハ・グループの持つ地域に密着した商品力やサービス力を活かして事業展開する。一三年度中に新規オープンも含め、タイ国内に50店舗を出店する計画だ。
合弁会社のサハ・ローソンは、サハ・グループが50%、ローソン・アジアパシフィックが49%、タイ三菱商事が1%を出資している。資本金は6億9700万バーツ。ローソン108の1号店はニューペッブリ通りのサハ・グループ本社敷地に出店した。2号店はバンカピ区のママー2店で、3号店はラーカバン区のロムクラオ21店。売り場面積は66~77平米で、24時間営業。1800~2100アイテムの商品を取り扱う。
ローソンにとって、タイは中国、インドネシア、ハワイに次いで4番目の海外市場。ミャンマー、ベトナム、インドへの進出も検討している。タイのコンビニ市場は、CPグループがタイでの営業権を持つ「7イレブン」が最大手。2位の「ファミリー・マート」も、セントラル・グループの資本参加を経て出店が加速している。サハ・グループは108ショップを約600店展開している。このうち約260店はローソン108への衣替えを予定しており、新ブランドへの切り替えを徐々に進めていくことにしている。
日付 : 2013年04月08日
By : 週刊タイ経済