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ジェネリック医薬品の日医工 バンコクに駐在員事務所開設

 日本のジェネリック医薬品メーカーの日医工は四月九日、バンコクに駐在員事務所を開設した。タイでの自社製品の申請準備が整ったことを受けたもので、この駐在員事務所を拠点として東南アジア地域における市場調査、自社製品の情報提供ならびに日医工ブランドの確立を進めていく考え。タイ事務所の開設が東南アジア地域における自社グループの事業拡大に貢献できると考えている。

 日医工は、タイは東南アジア地域の事業推進の要になると考えており、タイにおける自社製品の承認取得にあわせて現地法人化も検討している。同グループは現在、第6次中期経営計画「ピラミッド」に基づき、ジェネリック医薬品メーカーで世界の上位トップ10入りを目指した企業活動を展開している。今後、海外事業展開を加速させていく方針。

 ASEANは二〇一五年にASEAN経済共同体(AEC)を発足させる。AECの下ではASEAN単一の医薬登録制度も導入されることになっている。タイでは、日本から輸入する心臓病や糖尿病などの治療薬を二〇一四年より販売する計画で、ディストリビューターにはDKSHを指名した。販売数量が増えれば、将来的に現地医薬メーカーへの生産委託も検討する。


日付 : 2013年04月22日

By : 週刊タイ経済

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