BOIの洪水復興投資支援措置 新たに36件のプロジェクトを認可
投資委員会(BOI)事務局は四月二六日、一昨年の洪水の影響を受けたアユタヤ県、パトゥムタニ県の既存企業による復興投資で20件のプロジェクトに対する投資奨励を認可した。合計投資額は35億5340万バーツ。また両県への新規または事業拡張の投資案件も16件、57億9500万バーツが認可を受けている。36事業合計の投資額は93億4840万バーツ。
プラサート・ブンチャイスック工業相がこの日のBOI小委員会の会合後に語ったところによれば、洪水復興投資支援措置の投資奨励認可はこれが10回目。この特別プログラムは一一年一〇月の大洪水で冠水したアユタヤ県とパトゥムタニ県の既存工場が当地にとどまり、投資を維持することを支援するもので、7か所の工業団地が被災した両県への新規の投資と既存事業の拡張投資を支援する特別投資優遇措置を付与している。投資奨励の申請はすでに昨年末に期限を迎えている。
投資第1区に指定されているパトゥムタニ県の工業団地と工業区での新規または拡張投資プロジェクトは8年間の法人所得税免除を受けることができる。ただし法人税の免除額は投資額の1・5倍まで。投資第2区に指定されているアユタヤ県の工業団地と工業区での新規または拡張投資プロジェクトは8年間の法人所得税免除を受けることができる。法人税の免除額は投資金額の1・5倍まで。ただし8年間の免除期間終了後3年間は50%の所得税減免を受けることができる。このほかに両県の工業団地または工業区での新規と拡張投資のプロジェクトは、新しい機械または製造から10年以内の中古機械の輸入で関税が免除される。
復興投資で認可された20件は以下の通り。
1、タイ・ニッポン・コールド・ストレージ社の低温倉庫事業、4670万バーツ、アユタヤ県ロジャナ工業団地。
2、サイアム・ミヤマ・エレクトリック社の自動車部品生産、4900万バーツ、ロジャナ工業団地。
3、ミクニ(タイランド)社の自動車部品生産、1億9280万バーツ、アユタヤ県バンワー工業団地。
4、ミクニ(タイランド)社の自動二輪車部品生産、2億6860万バーツ、バンワー工業団地。
5、アドバンネックス(タイランド)社の金属部品生産、7800万バーツ、バンワー工業団地。
6、プレシジョン・エビレシッブ(タイランド)社の砥石生産、5540万バーツ、バンワー工業団地。
7、東芝コンシューマ・プロダクツ(タイランド)社の洗濯機生産、5億6770万バーツ、パトゥムタニ県バンカディ工業団地。
8、トライリティック・アジア社の電子部品生産、3250万バーツ、ロジャナ工業団地。
9、キヤノン・ハイテック(タイランド)社のプリンタ複合機生産、6億5000万バーツ、バンワー工業団地。
10、フジクラ・エレクトロニクス(タイランド)社の極細同軸ケーブル生産、2億7570万バーツ、パトゥムタニ県ナワナコン工業団地。
11、フジクラ・エレクトロニクス(タイランド)社のヒート・スプレーダーなどサーマル製品生産、5890万バーツ、ナワナコン工業団地。
12、パナソニック・アプライアンス・リフリジエーション・デバイス(タイランド)の冷却装置・同部品生産、1億2730万バーツ、ナワナコン工業団地。
13、ヒューテック(タイランド)社の電線生産、8500万バーツ、ロジャナ工業団地(アユタヤ県サハラタナ工業団地から移転)。
14、テクノ・パッケージング・インダストリー社のプラスチック部品生産、2000万バーツ、ロジャナ工業団地。
15、ITW・HLP(タイランド)社の電子部品用プラスチック・トレイ生産、4980万バーツ、バンパイン工業団地。
16、ジェネラル・ホスピタル・プロダクツ社の点滴薬剤、透析液生産、6億8350万バーツ、ナワナコン工業団地。
17、サーモスター(タイランド)社のプラスチック部品生産、2360万バーツ、バンワー工業団地。
18、ホッティー・ポリマー(タイランド)社の合成ゴム部品生産、3540万バーツ、ロジャナ工業団地。
19、フルヤ・インダストリー(タイランド)社のプラスチック部品生産、2億3500万バーツ、ロジャナ工業団地。
20、タイSCMテクノロジー(タイランド)社の電子部品検査サービス、1850万バーツ、ロジャナ工業団地。
一方、アユタヤ県とパトゥムタニ県への新規投資や事業拡張で認可を受けた11件は次のとおり。
1、タイ東レ・シンセティクス社のナイロン糸生産、14億70万バーツ、バンワー工業団地。
2、タイ東レ・シンセティクス社の紡績糸生産、2億7200万バーツ、バンワー工業団地。
3、すずき・あつし氏の金属部品生産、16億バーツ。
4、タイ・チャイナ・コパー・インダストリー社のアンチモン生産、4億バーツ、ナワナコン工業団地。
5、タイ・エンジニアリング・プロダクツ社の自動車用アルミ部品生産、1億7600万バーツ、ナワナコン工業団地。
6、ディーオーニス・ホフマン(タイランド)社の自動車部品生産、3300万バーツ、ロジャナ工業団地。
7、おかべ・ひでとし氏の工作機械生産、6800万バーツ、ナワナコン工業団地。
8、IDFプロダクツ社の商品棚などの金属製品生産、3000万バーツ、ロジャナ工業団地。
9、セイコー・プレシジョン(タイランド)社のプラスチック部品生産、3億3860万バーツ、ナワナコン工業団地。
10、セイコー・プレシジョン(タイランド)のカメラ部品生産、1億5800万バーツ、ナワナコン工業団地。
11、プラスチックランド(タイランド)社のPETボトル生産、8200万バーツ、ロジャナ工業団地。
12、プラスチックランド(タイランド)社のPETボトル生産、8200万バーツ、ナワナコン工業団地。
13、ジェネラル・ホスピタル・プロダクツ社の点滴薬剤、透析液生産、4億8000万バーツ、ナワナコン工業団地。
14、ジェネラル・ホスピタル・プロダクツ社の透析液生産、6億4940万バーツ、ナワナコン工業団地。
15、ホッティ・ポリマー(タイランド)社の各種合成ゴム部品生産、698万バーツ、ロジャナ工業団地。
16、サーモスター(タイランド)社のプラスチック部品生産、1220万バーツ、バンワー工業団地。
プラサート工業相によれば、復興支援措置でこれまでに213件、合計投資予定額1287億7900万バーツの投資が認可されている。このほか43件、493億1500万バーツがまだ審査中となっている。またアユタヤ、パトゥムタニ両県での新規または事業拡張の投資は65件、合計363億5900万バーツが認可されている。このほか2件、1億1800万バーツが審査中となっている。
日付 : 2013年05月06日
By : 週刊タイ経済
プラサート・ブンチャイスック工業相がこの日のBOI小委員会の会合後に語ったところによれば、洪水復興投資支援措置の投資奨励認可はこれが10回目。この特別プログラムは一一年一〇月の大洪水で冠水したアユタヤ県とパトゥムタニ県の既存工場が当地にとどまり、投資を維持することを支援するもので、7か所の工業団地が被災した両県への新規の投資と既存事業の拡張投資を支援する特別投資優遇措置を付与している。投資奨励の申請はすでに昨年末に期限を迎えている。
投資第1区に指定されているパトゥムタニ県の工業団地と工業区での新規または拡張投資プロジェクトは8年間の法人所得税免除を受けることができる。ただし法人税の免除額は投資額の1・5倍まで。投資第2区に指定されているアユタヤ県の工業団地と工業区での新規または拡張投資プロジェクトは8年間の法人所得税免除を受けることができる。法人税の免除額は投資金額の1・5倍まで。ただし8年間の免除期間終了後3年間は50%の所得税減免を受けることができる。このほかに両県の工業団地または工業区での新規と拡張投資のプロジェクトは、新しい機械または製造から10年以内の中古機械の輸入で関税が免除される。
復興投資で認可された20件は以下の通り。
1、タイ・ニッポン・コールド・ストレージ社の低温倉庫事業、4670万バーツ、アユタヤ県ロジャナ工業団地。
2、サイアム・ミヤマ・エレクトリック社の自動車部品生産、4900万バーツ、ロジャナ工業団地。
3、ミクニ(タイランド)社の自動車部品生産、1億9280万バーツ、アユタヤ県バンワー工業団地。
4、ミクニ(タイランド)社の自動二輪車部品生産、2億6860万バーツ、バンワー工業団地。
5、アドバンネックス(タイランド)社の金属部品生産、7800万バーツ、バンワー工業団地。
6、プレシジョン・エビレシッブ(タイランド)社の砥石生産、5540万バーツ、バンワー工業団地。
7、東芝コンシューマ・プロダクツ(タイランド)社の洗濯機生産、5億6770万バーツ、パトゥムタニ県バンカディ工業団地。
8、トライリティック・アジア社の電子部品生産、3250万バーツ、ロジャナ工業団地。
9、キヤノン・ハイテック(タイランド)社のプリンタ複合機生産、6億5000万バーツ、バンワー工業団地。
10、フジクラ・エレクトロニクス(タイランド)社の極細同軸ケーブル生産、2億7570万バーツ、パトゥムタニ県ナワナコン工業団地。
11、フジクラ・エレクトロニクス(タイランド)社のヒート・スプレーダーなどサーマル製品生産、5890万バーツ、ナワナコン工業団地。
12、パナソニック・アプライアンス・リフリジエーション・デバイス(タイランド)の冷却装置・同部品生産、1億2730万バーツ、ナワナコン工業団地。
13、ヒューテック(タイランド)社の電線生産、8500万バーツ、ロジャナ工業団地(アユタヤ県サハラタナ工業団地から移転)。
14、テクノ・パッケージング・インダストリー社のプラスチック部品生産、2000万バーツ、ロジャナ工業団地。
15、ITW・HLP(タイランド)社の電子部品用プラスチック・トレイ生産、4980万バーツ、バンパイン工業団地。
16、ジェネラル・ホスピタル・プロダクツ社の点滴薬剤、透析液生産、6億8350万バーツ、ナワナコン工業団地。
17、サーモスター(タイランド)社のプラスチック部品生産、2360万バーツ、バンワー工業団地。
18、ホッティー・ポリマー(タイランド)社の合成ゴム部品生産、3540万バーツ、ロジャナ工業団地。
19、フルヤ・インダストリー(タイランド)社のプラスチック部品生産、2億3500万バーツ、ロジャナ工業団地。
20、タイSCMテクノロジー(タイランド)社の電子部品検査サービス、1850万バーツ、ロジャナ工業団地。
一方、アユタヤ県とパトゥムタニ県への新規投資や事業拡張で認可を受けた11件は次のとおり。
1、タイ東レ・シンセティクス社のナイロン糸生産、14億70万バーツ、バンワー工業団地。
2、タイ東レ・シンセティクス社の紡績糸生産、2億7200万バーツ、バンワー工業団地。
3、すずき・あつし氏の金属部品生産、16億バーツ。
4、タイ・チャイナ・コパー・インダストリー社のアンチモン生産、4億バーツ、ナワナコン工業団地。
5、タイ・エンジニアリング・プロダクツ社の自動車用アルミ部品生産、1億7600万バーツ、ナワナコン工業団地。
6、ディーオーニス・ホフマン(タイランド)社の自動車部品生産、3300万バーツ、ロジャナ工業団地。
7、おかべ・ひでとし氏の工作機械生産、6800万バーツ、ナワナコン工業団地。
8、IDFプロダクツ社の商品棚などの金属製品生産、3000万バーツ、ロジャナ工業団地。
9、セイコー・プレシジョン(タイランド)社のプラスチック部品生産、3億3860万バーツ、ナワナコン工業団地。
10、セイコー・プレシジョン(タイランド)のカメラ部品生産、1億5800万バーツ、ナワナコン工業団地。
11、プラスチックランド(タイランド)社のPETボトル生産、8200万バーツ、ロジャナ工業団地。
12、プラスチックランド(タイランド)社のPETボトル生産、8200万バーツ、ナワナコン工業団地。
13、ジェネラル・ホスピタル・プロダクツ社の点滴薬剤、透析液生産、4億8000万バーツ、ナワナコン工業団地。
14、ジェネラル・ホスピタル・プロダクツ社の透析液生産、6億4940万バーツ、ナワナコン工業団地。
15、ホッティ・ポリマー(タイランド)社の各種合成ゴム部品生産、698万バーツ、ロジャナ工業団地。
16、サーモスター(タイランド)社のプラスチック部品生産、1220万バーツ、バンワー工業団地。
プラサート工業相によれば、復興支援措置でこれまでに213件、合計投資予定額1287億7900万バーツの投資が認可されている。このほか43件、493億1500万バーツがまだ審査中となっている。またアユタヤ、パトゥムタニ両県での新規または事業拡張の投資は65件、合計363億5900万バーツが認可されている。このほか2件、1億1800万バーツが審査中となっている。
日付 : 2013年05月06日
By : 週刊タイ経済