3月の工業生産指数 18か月ぶりの高水準に
工業省工業経済事務局(OIE)が四月二六日に発表した一三年第1四半期(一~三月)の工業生産指数(MPI)伸び率は、前年同期比2・90%増となった。設備稼働率は66・80%。工業生産の上昇率は、一二年第4四半期の43・84%増に比べると減速しているが、これは一一年第4四半期の数値が大洪水の影響で異常に低くなっていたローベース効果によるもの。第1四半期の工業生産の成長は、自動車の生産が前年同期比47・47%増加したことが主要な推進力になっている。ただし輸出比率が60%を超える輸出指向の工業分野に限れば、生産は前年同期比で5・38%収縮している。衣料品が14・33%減、水産品が6・93%減、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)が7・34%減、天然ゴムが1・48%減となったことが響いている。
ウィトゥーン・シマチョークディ工業省次官が明らかにしたところによれば、一三年三月の工業生産指数は194・34ポイントとなり、前年同月の193・29ポイントから0・5%上昇した。工業生産のプラス成長は2か月ぶり。指数は直近の18か月間で、最高となった。設備稼働率は70・4%で、直近の82か月間で最高を記録している。
自動車工業の生産は第1四半期に前年同期比47・47%増となった。自動車各社が初めての新車購入に対する税還付スキームの顧客への納車を急ぐために生産を強化したことが寄与している。また年初からの各社の販促キャンペーンも販売を刺激している。非アルコール飲料の生産は前年同期比で9・66%増となった。この工業における競争の高まりと猛暑による需要の拡大が寄与している。
エアコンの生産は同24・91%増となった。前年同期がまだ洪水からの復興期に当たっていたローベース効果が一因。分譲住宅やコンドミニアムの市場が拡大していることも需要増をもたらしている。OA機器・電算機の生産は前年同期比7・34%減となった。前年のこの四半期にハード・ディスク・ドライブ(HDD)工業が洪水期の減産分を取り戻すために生産を加速させていたハイベース効果が一因。
水産加工業の生産は6・93%減。エビの疫病問題が響いている。
毛皮を除く装身具の生産は14・33%減。米欧の主力市場の低迷、労働者不足と人件費の高騰による近隣諸国への生産シフトが原因となっている。
日付 : 2013年05月06日
By : 週刊タイ経済
ウィトゥーン・シマチョークディ工業省次官が明らかにしたところによれば、一三年三月の工業生産指数は194・34ポイントとなり、前年同月の193・29ポイントから0・5%上昇した。工業生産のプラス成長は2か月ぶり。指数は直近の18か月間で、最高となった。設備稼働率は70・4%で、直近の82か月間で最高を記録している。
自動車工業の生産は第1四半期に前年同期比47・47%増となった。自動車各社が初めての新車購入に対する税還付スキームの顧客への納車を急ぐために生産を強化したことが寄与している。また年初からの各社の販促キャンペーンも販売を刺激している。非アルコール飲料の生産は前年同期比で9・66%増となった。この工業における競争の高まりと猛暑による需要の拡大が寄与している。
エアコンの生産は同24・91%増となった。前年同期がまだ洪水からの復興期に当たっていたローベース効果が一因。分譲住宅やコンドミニアムの市場が拡大していることも需要増をもたらしている。OA機器・電算機の生産は前年同期比7・34%減となった。前年のこの四半期にハード・ディスク・ドライブ(HDD)工業が洪水期の減産分を取り戻すために生産を加速させていたハイベース効果が一因。
水産加工業の生産は6・93%減。エビの疫病問題が響いている。
毛皮を除く装身具の生産は14・33%減。米欧の主力市場の低迷、労働者不足と人件費の高騰による近隣諸国への生産シフトが原因となっている。
日付 : 2013年05月06日
By : 週刊タイ経済