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サイアム・クボタ 東北地方で大豆栽培支援

 サイアム・クボタ・コーポレーションは、豆乳飲料製造のグリーン・スポット社、大豆・米糠油協会と提携して、コメの収穫後の大豆栽培のキャンペーンを実施する。政府部門も支援するこのプロジェクトは、稲作農家に副収入をもたらすだけでなく、土壌の改良にも役立つという。タイは年間200万トンの大豆と大豆ミールを輸入しており、輸入額は670億バーツを超える。大豆栽培の奨励は輸入を減らすのにも役立つ。

 サイアム・クボタのオパート・デンワーロート上級副社長によれば、プロジェクトは2年前に東北地方のウドンタニ、コンケン、ウボンラチャタニ、シーサケート、スリン、ブリラムの6県の1万2000ライで開始されている。東北地方の稲作地帯の大半は灌漑システムに乏しく、雨水が頼りのため、二期作ができるところは少ない。雨季米を収穫した後、乾季には稲作よりも必要とする水の量が少なく済む大豆を栽培することで農家は収入を増やすことができる。さらに土質も高めることができる。オパート氏によれば、このプロジェクトは今年、ロイエット、カラシン、チャイヤプーム、ノンブアラムプー各県にも拡張される。農家は大豆栽培の研修を受け、農業機械を効果的に用いることで生産性を改善することができる。収穫した大豆は、調理油や豆乳の原料として大豆油協会やグリーンスポット社が適正価格で買い取る。


日付 : 2013年05月13日

By : 週刊タイ経済

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