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FDKがタイに販社設立  FDK(タイランド)

 富士通グループのFDKはFDK(タイランド)社を設立した。FDKの連結子会社であるFDKシンガポールと富士通のグループ会社である富士通システムズ・ビジネス(タイランド)社の共同出資によるもので、販売を担当する。

 FDKは一九八五年に東南アジアとオセアニアを販売領域とした現地法人をシンガポールに設立し、営業活動を行なってきたが、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどの今後さらなる成長が見込まれる新市場地域への販売強化を図るため、地理的な至便性やインフラ・物流面で安定度の高さを踏まえタイに現地法人を設立することにした。新市場での効果的な営業が展開可能となり、販路の確保と売上拡大が図れると判断した。

 FDK本社の望月道正社長は、シンガポールに次いで東南アジアで2つ目の販売拠点を設けることは、成長著しい東南アジアでの事業強化を目指すグループ方針を反映したものだと語っている。FDKタイランドの三浦正巳社長は、ASEANでの売上高を二〇一五年までに2000万ドルに増やし、うち1500万ドルをタイ法人が寄与するとした目標を示している。

 販売の中心は、アルカリ電池やスマートフォン向けのクイック・チャージ・バッテリー。三浦社長は、タイのアルカリ電池市場は二〇一二年の2400万ドルから一五年には2900万ドルに増えると見ている。またタイ以外では、ベトナムとミャンマーも成長可能性を持っている。


日付 : 2013年05月20日

By : 週刊タイ経済

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