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三菱自動車工業タイランド エコカー第2モデルを7月発売

 三菱自動車工業タイランドは五月二一日、新世代グローバル・コンパクト・セダンをレムチャバン工業団地にある第3工場で新たに生産すると発表した。タイ政府が独自に規格するエコカーの認定をこのほど受けた。タイでの車名は「アトラージュ」に決定し、七月よりタイ国内で販売開始する。三菱自にとってミラージュに次ぐ2番目のエコカー・モデル。車名はAttractive(人を引き付ける、魅力的な)に由来する。

 アトラージュは、良好な前方視界と取り回しやすさを提供するショートノーズ、クラストップレベルの居住空間と優れた空力特性を両立する流麗なサイド・プロポーション、後方に向かって切れ上がる躍動的なキャラクター・ラインなど新世代コンパクト・セダンに相応しいスタイリングを追求した。高張力鋼板を積極的に採用したクラス最軽量の衝突安全強化ボディに、軽量・コンパクトな1・2㍑MIVECエンジンを副変速機付のCVTまたは5MTと組み合わせて搭載。各部での徹底した軽量化や、クラストップレベルの空力性能による走行抵抗の低減により、クラストップの低燃費を実現したという。

 村橋庸元社長は、アトラージュがエコカー・セグメントでは最も軽量なことをアピールしている。エコカーは欧州燃費測定法で5L/100㎞(=20㎞/L)以上、欧州排出ガス規制のEURO4を達成することなどが条件だが、アトラージュは22㎞/Lを実現した。

 三菱自が昨年三月に新発売したエコカーのミラージュは、四月末までの累計販売台数が5万6500台に達した。新たに投入するアトラージュは、ホンダのブリオ・アメイズや日産のアルメーラと競合することになる。



日付 : 2013年06月03日

By : 週刊タイ経済

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