タイ工業連盟（ＦＴＩ）自動車部会が六月一四日に発表した二〇一三年五月の自動車生産台数は２３万１０７０台を記録し、前年同月を１１・０９％上回った。営業日数が少なかった四月と比べると３５・５６％増となった。一～五月の生産台数は１１２万３０３０台で、前年同期を３１・７３％上回った。

　五月の自動車生産の車種別内訳では、乗用車が１０万１８２台、前年同月比２２・７１％増となった。バスは６３台で、前年同月比１０・５３％増、トラックは１３万８２５台で前年同月比３・５８％増となった。トラックのうち１トン・ピックアップ車の生産台数は１２万５７６７台、同２・４０％増となった。

　五月の輸出向け生産台数は９万３８台で、生産台数全体の３８・９７％を占めた。前年同月比では４・４７％減。乗用車の輸出向け生産台数は２万８９３６台（１２・３９％増）、ピックアップ車は６万１１０２台（１０・８０％減）だった。五月の国内販売向け生産台数は１４万１０３２台で全体の６１・０３％を占めた。前年同月比では２３・９８％増。うち乗用車が７万１２４６台（２７・４７％増）、ピックアップ車が６万４６６５台（１９・０６％増）だった。

　一～五月の自動車生産の車種別内訳では、乗用車が４９万５６７２台、前年同期比８０・５８％増となった。バスは３２９台で、前年同期比９３・５３％増、トラックは６２万７０２９台で前年同期比８・５０％増となった。トラックのうち１トン・ピックアップ車の生産台数は６０万４８５９台、同７・８５％増となった。

　一～五月の輸出向け生産台数は４４万５１６４台で、生産台数全体の３９・６４％を占めた。前年同期比では１７・１９％増。乗用車の輸出向け生産台数は１４万８４１２台（８８・００％増）、ピックアップ車は２９万６７５２台（１・３８％減）だった。一～五月の国内販売向け生産台数は６７万７８６６台で全体の６０・３６％を占めた。前年同期比では４３・４１％増。うち乗用車が３４万７２６０台（７７・５８％増）、ピックアップ車が３０万８１０７台（１８・５３％増）だった。

　ＦＴＩ自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当が明らかにした向こう３か月間の自動車各社の生産計画の集計値によれば、六～八月期の生産台数は６２万５２４６台にとどまる見通し。直近３か月間（三～五月）の生産実績の６５万７８０１台を４・９５％下回るとともに、一二年六～八月期の６３万８４７２台と比べて２・０７％減少する見通し。


日付 : 2013年06月17日

By : 週刊タイ経済