ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

ナムオウ第5水力発電所 東芝が水車発電機を受注

 東芝は六月一三日、グループ会社の東芝水電設備(杭州)有限公司が、ラオスのナムオウ川流域に建設されるナムオウ第5水力発電所向け8万キロワット水車発電機3台を中国の中水電海外投資有限公司から受注したと発表した。今後、東芝水電での設計・製造を経て二〇一四年一月から順次出荷し、一五年末の運開を予定している。東芝水電のこれまでの納入実績、当社グループの高い技術力や機器の信頼性などが評価され、受注に至った。東芝グループがラオスに水力発電機器を納めるのは、ナムグム第2水力発電所、ナムギアップ第2水力発電所に続き、3件目となる。

 ラオスはタイやベトナムなどの周辺国に電力供給を行ばっている。メコン川をはじめとした大規模河川が多く、豊富な水資源を背景として、ラオスの全発電設備容量約2800メガワットのほとんどを水力発電が占めている。さらに二〇年までには、1万2000メガワットまで発電設備容量を増強する計画があり、今後も水力発電市場の拡大が見込まれている。東芝は、今年四月に東南アジアにおける社会インフラ事業の加速のため、タイに東芝アジア・パシフィック・タイ社を設立し、タイ、ラオス、カンボジアでの営業活動を強化している。


日付 : 2013年06月17日

By : 週刊タイ経済

登録