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BOI投資申請  今年も1兆バーツ超えの見通し

 プラサート・ブンチャイスック工業相は六月一七日、今年通年のBOI投資申請ベースの合計投資予定額が1兆バーツに達するとの見通しを示している。昨年は史上最高となる1兆4790億バーツを記録した。同工業相は、一二年から今年四月までの期間に合計15回、17か国で実施した投資説明会が予想以上の成功を収めていると述べている。海外での投資説明会は、14回までをジンラック首相が団長を務め、首相自ら外国人投資家にタイへの投資を訴えた。この結果、投資家のタイに対する信頼感が醸成されたとしている。

 日本、韓国、中国、フランス、ドイツで実施した投資説明会ではジンラック首相が大企業トップとの個別会談も行なっており、自動車・同部品、金型、電子、代替燃料などで22件、約1000億バーツの投資誘致につながった。またこのほかにも多数の事業者が今後の投資申請を準備中となっている。

 投資委員会(BOI)事務局によれば、今年第1四半期だけで投資申請は5000億バーツに達しており、上半期では7000億バーツが見込まれている。ウドム・ウォンウィワットチャイ事務局長によれば、BOIはタイ企業の海外進出も支援しており、今年下期にはポーランド、トルコ、タンザニア、ウガンダ、イタリア、スイス、ロシアへの視察旅行を組織する予定。

 ウドム事務局長によれば、中国企業は東南アジア全域での製品配送の中心としてタイを活用しようとしている。BOI事務局は化学薬品、アグロインダストリー、自動車工業などで中国企業とタイ企業のビジネス・マッチングを試みることにしている。中国企業はタイの効率的な物流システムを評価している。



日付 : 2013年06月24日

By : 週刊タイ経済

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