ライオンがミャンマー進出計画 洗濯洗剤工場の建設を検討
ライオンとサハ・グループの合弁会社であるライオン・コーポレーション(タイランド)の幹部によれば、ライオンはミャンマーに洗剤の工場を建設することを検討している。ライオンの洗剤は現在、タイからミャンマーに輸出されており、その額は月600万バーツを数える。ただし価格が高く、現地ではプレミアム・ブランドとして認知されている。
ミャンマーに進出する場合、日本本社が直接投資するか、タイの合弁会社を通じて投資するかを決める必要がある。製造進出する場合には、現地のニーズに適合する安価な新ブランドの商品を開発する方針。
ライオン・タイはチョンブリ県シーラチャーのサハ・グループの工業団地に5億バーツを投じて洗剤の新工場を建設する計画。月産3万6000トンで、製品は国内外の市場に供給する。タイ市場では主力の「パオ」シリーズで、濃縮液体洗剤の新商品「パオ・ウィン・ウォッシュ・リキッド・ブラック&ダーク」を発売した。タイの洗剤市場は、消費者のメーカーやブランドに対するロイヤリティが低く、競争は熾烈。新商品のプロモーションには6000万バーツを投じることにしている。
タイの今年の洗剤市場は前年比9%増となる170億バーツと見積もられている。全体の32%が従来型洗剤、43%が濃縮洗剤、25%が液状洗剤。従来型洗剤の需要は前年比2%増、濃縮洗剤は13%増、液状洗剤は29%増が見込まれている。ライオンは洗剤市場で約22%のシェアを持つ。新商品の投入で、液状洗剤のセグメントでのシェアを前年の13%から16%に引き上げる。
ライオン・タイの上半期の売上高は前年同期比12%増で、目標とした15%増を下回った。生活費の上昇で消費者の購買力の伸びに陰りが見えることが響いている。液状洗剤の新商品のほか、床洗浄剤の「ルック」も再導入する。今年の収入目標は、輸出の15億バーツを加えて150億バーツを見込んでいる。
日付 : 2013年07月15日
By : 週刊タイ経済
ミャンマーに進出する場合、日本本社が直接投資するか、タイの合弁会社を通じて投資するかを決める必要がある。製造進出する場合には、現地のニーズに適合する安価な新ブランドの商品を開発する方針。
ライオン・タイはチョンブリ県シーラチャーのサハ・グループの工業団地に5億バーツを投じて洗剤の新工場を建設する計画。月産3万6000トンで、製品は国内外の市場に供給する。タイ市場では主力の「パオ」シリーズで、濃縮液体洗剤の新商品「パオ・ウィン・ウォッシュ・リキッド・ブラック&ダーク」を発売した。タイの洗剤市場は、消費者のメーカーやブランドに対するロイヤリティが低く、競争は熾烈。新商品のプロモーションには6000万バーツを投じることにしている。
タイの今年の洗剤市場は前年比9%増となる170億バーツと見積もられている。全体の32%が従来型洗剤、43%が濃縮洗剤、25%が液状洗剤。従来型洗剤の需要は前年比2%増、濃縮洗剤は13%増、液状洗剤は29%増が見込まれている。ライオンは洗剤市場で約22%のシェアを持つ。新商品の投入で、液状洗剤のセグメントでのシェアを前年の13%から16%に引き上げる。
ライオン・タイの上半期の売上高は前年同期比12%増で、目標とした15%増を下回った。生活費の上昇で消費者の購買力の伸びに陰りが見えることが響いている。液状洗剤の新商品のほか、床洗浄剤の「ルック」も再導入する。今年の収入目標は、輸出の15億バーツを加えて150億バーツを見込んでいる。
日付 : 2013年07月15日
By : 週刊タイ経済