三菱東京のアユタヤ銀買収 バンコク銀行は競争激化を予測
国内商銀最大手行のバンコク銀行(BBL)は、三菱東京UFJ銀行(BTMU)によるアユタヤ銀行(BAY)の買収により、日系企業向けビジネスでの競争の激化を見越している。チャイヤリット・アヌチットウォラウォン副頭取は、BTMUの持つ専門技術は脅威になるとしているが、同時にASEANの経済統合は日系企業向け取引でより大きな機会を提供すると述べている。バンコク銀は、日系企業向け取引で業界リーダーの地位を維持できると見ている。
バンコク銀行は東京と大阪に支店を持ち、タイでも10年以上前からジャパンデスクを設置して日系企業向け取引を強化してきた。日本の地方銀行20行とも提携している。チャイヤリット氏は、既存の日系顧客と我々は強い関係を築いていると指摘し、競争は激化しても顧客ベースは維持できるだろうと述べている。日系企業の新規進出も増えており、パイの取り合いで取り分が小さくなるのではなく、パイそのものが大きくなるとしている。
バンコク銀は二〇一六年のASEAN経済共同体(AEC)の始動を前に、ASEAN域内での事業拡張も計画している。インドネシアではジャワ島のスラバヤ支店に加え、スマトラ島のメダンにも新たに支店を開設する。バンコク銀行はタイの商業銀行では国際銀行業務に最も強く、13か国・地域に26か所の拠点を持つ。ミャンマーにも18年前から事務所を設けており、駐在員事務所から支店への昇格を目指しているところ。
日付 : 2013年07月29日
By : 週刊タイ経済
バンコク銀行は東京と大阪に支店を持ち、タイでも10年以上前からジャパンデスクを設置して日系企業向け取引を強化してきた。日本の地方銀行20行とも提携している。チャイヤリット氏は、既存の日系顧客と我々は強い関係を築いていると指摘し、競争は激化しても顧客ベースは維持できるだろうと述べている。日系企業の新規進出も増えており、パイの取り合いで取り分が小さくなるのではなく、パイそのものが大きくなるとしている。
バンコク銀は二〇一六年のASEAN経済共同体(AEC)の始動を前に、ASEAN域内での事業拡張も計画している。インドネシアではジャワ島のスラバヤ支店に加え、スマトラ島のメダンにも新たに支店を開設する。バンコク銀行はタイの商業銀行では国際銀行業務に最も強く、13か国・地域に26か所の拠点を持つ。ミャンマーにも18年前から事務所を設けており、駐在員事務所から支店への昇格を目指しているところ。
日付 : 2013年07月29日
By : 週刊タイ経済