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ホンダのタイ国内4輪車販売 通年目標は20万台

 ホンダ・オートモービル(タイランド)は、今年のタイでの販売台数が目標の20万台を達成すると見ている。前年比で16・8%増となるもの。タイの新車市場は昨年の143万台から120万台に収縮する見通しだが、ホンダは販売目標の達成を楽観している。

 ピタック・プリティサーリコン副社長が明らかにしたところによれば、ホンダの一三年上半期(一~六月)のタイでの販売台数は13万1458台となり、前年同期を172%上回った。前年は一一年の大洪水の影響で一~三月の販売台数が大きく落ち込んでいた。昨年上半期の販売台数は4万8309台にとどまっていた。昨年三月末に生産を再開して以降、12か月間で12の新モデルを投入する積極策の結果、一二年最終四半期以降は乗用車でトヨタを抜いて首位ブランドの地位を維持している。

 ホンダの主力車種である「シティ」はタイで販売されているサブコンパクトカーでは最も人気があり、今年六月には月間記録で最高となる9044台を販売し、サブコンパクト・セダンのセグメントで39%のシェアを獲得した。一~六月の販売台数は5万3175台で、このセグメントでのシェアは33・6%を記録した。

 ホンダの高級乗用車モデルの「アコード」は六月の販売台数が1306台。3か月前に新モデルを投入して以降、ファミリーカーのセグメントで首位を維持している。SUVの「CR・V」は六月に1570台を売り、SUVセグメントで60%のシェアを獲得している。一~六月の販売台数は1万4052台で、同セグメントで76%のシェアを記録している。MUV(マルチ・ユーティリティ・ビークル)のトレンドセッターを自称する「フリード」は六月に629台を販売し、MUVのセグメントで39・10%のシェアを獲得している。一~六月の販売台数は4197台で、シェアは34・50%。

 ホンダはプラチンブリ県のロジャナ工業団地に新工場を建設する計画を発表しており、このほど現地で定礎式を執り行なった。新工場の投資額は171億5000万バーツで、年産能力は12万台。二〇一五年の稼働を予定している。


日付 : 2013年08月05日

By : 週刊タイ経済

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