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三菱重工 タイでターボチャージャー増産

 三菱重工業は八月六日、ターボチャージャーの年間生産能力1000万台体制構築に向け、生産能力を増強すると発表した。第一弾として、タイをはじめとする海外生産拠点に総額約110億円の投資を行ない、二〇一五年までに、年間生産能力を現在の580万台から890万台まで増強する。ターボチャージャーの需要が、燃費規制強化の広がりを背景として世界的に急増していることに対応することが狙い。1000万台体制構築に向け、さらなる投資も計画中で、早期に乗用車用ターボチャージャーの世界トップシェアを目指す。
  
 三菱重工が全額出資するタイ生産拠点である三菱ターボチャージャー・アジアには、今回の約110億円の大部分を占める設備投資を行ない、ターボチャージャーの中核部品であるカートリッジの生産体制を強化する。部品の加工ラインやカートリッジの組立ラインを増設して、カートリッジの年間生産能力を二〇一五年までに現在の2・5倍強に増強する。
 
 生産したカートリッジは欧州や中国などの最終組立拠点に供給する。またタイに拠点を構える自動車・トラックメーカー向け完成品の需要も増大していることから、最終組立ラインも増設し、二〇一五年の生産能力を現在の2倍に増強する計画。



日付 : 2013年08月12日

By : 週刊タイ経済

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