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三菱東京UFJ銀バンコック支店 アユタヤ銀行との統合で契約締結

 三菱UFJフィナンシャル・グループの子会社である三菱東京UFJ銀行は九月一八日、アユタヤ銀行(BAY)の株式取得に関連し、BAYとの間で株式公開買付後の三菱東京UFJ銀バンコック支店との統合に関する支店統合契約を締結したと発表した。三菱東京UFJ銀は今年七月にBAYの株式取得を発表。その後、BAYとの間で広範な戦略的協業関係の構築に向けて協議を重ねるとともに、タイ中央銀行による預金サービスのワンプレゼンス規制に従い、株式公開買付後のバンコック支店との統合について検討を進めてきた。統合後はBAYのタイにおけるリテール・中小企業の顧客基盤や、三菱UFJフィナンシャル・グループのグローバル・コーポレート・バンキング業務における金融商品・サービスのノウハウを融合し、幅広い顧客に対し、高付加価値の金融サービスをワンストップで提供できる体制を構築する。なお、三菱東京UFJ銀とBAYは、八月二七日付でタイ中央銀行より外資保有持分規制の上限を超える株式の取得に対する認可を得ている。
 
 統合の方法については、三菱東京UFJ銀がバンコック支店の事業をBAYに対して現物出資する形をとる。三菱東京UFJ銀はその対価として、BAYの普通株式11億4322万1782株を取得価格1株39バーツで得る。
 
 三菱東京UFJ銀バンコック支店は、一九六二年の開設以来50年以上にわたり活動してきた。タイにおける外国銀行の中で最大の資産規模を有している。支店統合は、関係当局の承認、BAYの株主総会決議、株式公開買付の完了、その他の諸条件をクリアすることが前提となっており、現物出資の対価となる株式数や取得価格は、15億株を上限として、支店統合契約における価格調整条項によって変動する可能性がある。支店統合の時期は株式取得から1年以内をメドとしている。



日付 : 2013年09月23日

By : 週刊タイ経済

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