国内自動車販売の収縮続く 8月は前年同月比22・6%減
タイ国トヨタが九月二〇日に発表した八月の国内自動車(新車)販売台数は10万289台にとどまり、前年同月比22・6%減となった。前年同月比でのマイナス成長は4か月連続となったが、販売台数は前月に比べて微増、月間10万台を回復した。
自動車各社は、初めての新車購入者に対する税還付政策に基づく購入予約者への納車を四月頃までに済ませており、新車市場は下半期に反動減が続く見通し。ただし九月は例年、第3四半期(七~九月)で最も新車が売れる時期にあたるため、月間10万台を維持するものと期待されている。自動車各社も新モデルの投入や各種の販促キャンペーンで販売を梃子入れしている最中。景気が減速し、特需効果が剥げ落ちた中でも、月間10万台前後の水準を維持していることは、新車需要の底堅さを示すもので、今年通年の新車市場は前年比で収縮はするものの、130万台に達するものと予測されている。
八月の新車販売の内訳は乗用車が5万1006台、前年同月比16・4%減、商用車が4万9283台で前年同月比28・1%減、商用車のうち主力の1トン・ピックアップ・トラックは4万519台、32・9%減だった。
八月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は3万1231台で、前年同月比では29・8%減となった。ホンダは1万5762台で13・2%減。いすゞは1万4276台、24・6%減となった。
乗用車の販売台数は、ホンダが1万4525台で、前年同月比18・5%減。トヨタは1万3706台で29・8%減となった。日産は5758台、12・8%減となった。商用車は、トヨタが1万7525台、前年同月比で29・7%減となった。いすゞは1万4276台で24・6%減。三菱自は3696台、前年同月比50・9%減となった。商用車のうちピックアップ車(PPV含む)は、トヨタが1万5972台を販売したが、前年同月比で29・7%減となった。いすゞは1万2265台で30・6%減。三菱自は3696台、前年同月比50・9%減となった。PPVを除くピックアップ車では、トヨタが1万3898台を販売し、前年同月比で29・8%減となった。いすゞは1万2223台で、29・7%減。三菱自は2709台、前年同月比44・7%減となった。商用車全体ではトヨタが1万7525台(29・7%減)、いすゞが1万4276台(24・6%減)、三菱自が3696台(50・9%減)だった。
一~八月の販売台数は93万9342台となり、前年同期比8・2%増だった。一~八月実績では過去最高となる。内訳は乗用車が45万548台、前年同期比17・6%増、商用車が48万8794台で前年同期比0・8%増、商用車のうち主力の1トン・ピックアップ・トラック(PPV含む)は40万8183台、3・9%減だった。
一~八月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は30万2713台で、前年同期比では9・4%減となった。ホンダは16万3259台で87・7%増。いすゞは14万9413台、12・4%増となった。乗用車の販売台数はホンダが14万6890台で、前年同期比73・0%増。トヨタは12万7055台で13・5%減となった。日産は5万3818台、2・9%減。商用車の販売台数はトヨタが17万5658台(6・2%減)、いすゞが14万9413台(12・4%増)、三菱自が4万291台(31・0%減)だった。商用車のうちピックアップ車(PPVを含む)は、トヨタが16万2546台(6・0%減)、いすゞが13万2204台(8・7%増)、三菱自が4万291台(31・0%減)となった。PPVを除くピックアップ車では、トヨタが14万2001台(5・6%減)、いすゞが13万888台(10・0%増)、三菱自が2万8929台(28・0%減)だった。
新車市場は九月以降も収縮する見通し。今年四月までに販売台数を押し上げてきた新車購入奨励政策に基づく予約者に対する納車が終わり、新車市場は五月以降、収縮に転じている。タイ国トヨタは今年下半期を通じて新車市場は減速すると予測しているが、新車購入奨励政策の特需に沸いた前年の販売台数が異常に高くなっていたためで、新車市場は正常なトレンドに戻しつつあるだけだとしている。自動車業界は月間10万台前後を正常な水準と見ており、九月も前月比ほぼ横ばいで推移しそう。
日付 : 2013年09月23日
By : 週刊タイ経済
自動車各社は、初めての新車購入者に対する税還付政策に基づく購入予約者への納車を四月頃までに済ませており、新車市場は下半期に反動減が続く見通し。ただし九月は例年、第3四半期(七~九月)で最も新車が売れる時期にあたるため、月間10万台を維持するものと期待されている。自動車各社も新モデルの投入や各種の販促キャンペーンで販売を梃子入れしている最中。景気が減速し、特需効果が剥げ落ちた中でも、月間10万台前後の水準を維持していることは、新車需要の底堅さを示すもので、今年通年の新車市場は前年比で収縮はするものの、130万台に達するものと予測されている。
八月の新車販売の内訳は乗用車が5万1006台、前年同月比16・4%減、商用車が4万9283台で前年同月比28・1%減、商用車のうち主力の1トン・ピックアップ・トラックは4万519台、32・9%減だった。
八月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は3万1231台で、前年同月比では29・8%減となった。ホンダは1万5762台で13・2%減。いすゞは1万4276台、24・6%減となった。
乗用車の販売台数は、ホンダが1万4525台で、前年同月比18・5%減。トヨタは1万3706台で29・8%減となった。日産は5758台、12・8%減となった。商用車は、トヨタが1万7525台、前年同月比で29・7%減となった。いすゞは1万4276台で24・6%減。三菱自は3696台、前年同月比50・9%減となった。商用車のうちピックアップ車(PPV含む)は、トヨタが1万5972台を販売したが、前年同月比で29・7%減となった。いすゞは1万2265台で30・6%減。三菱自は3696台、前年同月比50・9%減となった。PPVを除くピックアップ車では、トヨタが1万3898台を販売し、前年同月比で29・8%減となった。いすゞは1万2223台で、29・7%減。三菱自は2709台、前年同月比44・7%減となった。商用車全体ではトヨタが1万7525台(29・7%減)、いすゞが1万4276台(24・6%減)、三菱自が3696台(50・9%減)だった。
一~八月の販売台数は93万9342台となり、前年同期比8・2%増だった。一~八月実績では過去最高となる。内訳は乗用車が45万548台、前年同期比17・6%増、商用車が48万8794台で前年同期比0・8%増、商用車のうち主力の1トン・ピックアップ・トラック(PPV含む)は40万8183台、3・9%減だった。
一~八月の販売台数をメーカー別に見ると、首位のトヨタの販売台数は30万2713台で、前年同期比では9・4%減となった。ホンダは16万3259台で87・7%増。いすゞは14万9413台、12・4%増となった。乗用車の販売台数はホンダが14万6890台で、前年同期比73・0%増。トヨタは12万7055台で13・5%減となった。日産は5万3818台、2・9%減。商用車の販売台数はトヨタが17万5658台(6・2%減)、いすゞが14万9413台(12・4%増)、三菱自が4万291台(31・0%減)だった。商用車のうちピックアップ車(PPVを含む)は、トヨタが16万2546台(6・0%減)、いすゞが13万2204台(8・7%増)、三菱自が4万291台(31・0%減)となった。PPVを除くピックアップ車では、トヨタが14万2001台(5・6%減)、いすゞが13万888台(10・0%増)、三菱自が2万8929台(28・0%減)だった。
新車市場は九月以降も収縮する見通し。今年四月までに販売台数を押し上げてきた新車購入奨励政策に基づく予約者に対する納車が終わり、新車市場は五月以降、収縮に転じている。タイ国トヨタは今年下半期を通じて新車市場は減速すると予測しているが、新車購入奨励政策の特需に沸いた前年の販売台数が異常に高くなっていたためで、新車市場は正常なトレンドに戻しつつあるだけだとしている。自動車業界は月間10万台前後を正常な水準と見ており、九月も前月比ほぼ横ばいで推移しそう。
日付 : 2013年09月23日
By : 週刊タイ経済