カセート・タイ・シュガー 住商と日新製糖が出資へ
住友商事と日新製糖は九月一七日、タイの砂糖製造販売大手のカセート・タイ・インターナショナル・シュガー・コーポレーションに出資すると発表した。住友商事と日新製糖が、カセート・タイの創業家がカセート・タイへの投資を目的として設立した合弁会社に出資する一方、この合弁会社がカセート・タイの株式を段階的に取得し、カセート・タイがタイ証券取引所(SET)への株式上場を果たした後、最終的に25%を保有する予定。住友商事と日新製糖は一連の出資プロセスを経て、この合弁会社の株式を最終的にそれぞれ25%、5%保有する計画で、両社の出資総額合計は約26億バーツを見込んでいる。
カセート・タイはタイ北部ナコンサワン県、ウタラディット県に製造拠点をもち、グループ合計でタイのサトウキビ生産量の約10%(1000万トン程度)を集荷する国内第3位の製糖グループ。主力の砂糖製造事業に加えて、サトウキビの副産物を活用したエタノール製造やパルプ製造を行なっており、今後はバイオマス発電事業も開始する。昨年の砂糖生産量は約110万トンで、売上高は約246億バーツ。
住友商事と日新製糖は、タイがブラジルに次ぐ世界第2位の砂糖輸出国で、成長著しい東南アジアの中心にあるという地理的優位性もあることから、タイを砂糖事業における戦略的地域と位置付けている。今後はカセート・タイへの出資を通じ、住友商事の多様な事業経営ノウハウとグローバルでの事業展開力、ならびに日新製糖の豊富な精糖ノウハウを活用し、カセート・タイの戦略的パートナーとして経営品質の向上を支援するとともに、東南アジアにおける事業規模の拡大を目指していく。
日付 : 2013年09月23日
By : 週刊タイ経済
カセート・タイはタイ北部ナコンサワン県、ウタラディット県に製造拠点をもち、グループ合計でタイのサトウキビ生産量の約10%(1000万トン程度)を集荷する国内第3位の製糖グループ。主力の砂糖製造事業に加えて、サトウキビの副産物を活用したエタノール製造やパルプ製造を行なっており、今後はバイオマス発電事業も開始する。昨年の砂糖生産量は約110万トンで、売上高は約246億バーツ。
住友商事と日新製糖は、タイがブラジルに次ぐ世界第2位の砂糖輸出国で、成長著しい東南アジアの中心にあるという地理的優位性もあることから、タイを砂糖事業における戦略的地域と位置付けている。今後はカセート・タイへの出資を通じ、住友商事の多様な事業経営ノウハウとグローバルでの事業展開力、ならびに日新製糖の豊富な精糖ノウハウを活用し、カセート・タイの戦略的パートナーとして経営品質の向上を支援するとともに、東南アジアにおける事業規模の拡大を目指していく。
日付 : 2013年09月23日
By : 週刊タイ経済