日本冶金工業は連結子会社のナス鋼帯とナストーア溶接テクノロジー社によるタイ現地法人の設立を発表した。同社グループの中期経営計画の方針に沿ったグローバル市場への積極的取り組みの一環で、ナス鋼帯による現地販売子会社の設立は日系企業を中心としたタイの既存顧客のニーズへの的確な対応とともに、ＡＳＥＡＮ地域での新規顧客開拓によるステンレス特殊鋼の磨帯鋼分野での需要の取り込みが目的。ナストーア溶接テクノロジー社による現地法人は、日系企業を中心としたタイ既存顧客に対する保守・技術サービスの向上と、ＡＳＥＡＮ地域で拡大する溶接機の新規顧客獲得が目的。

　新会社はそれぞれ「ナス鋼帯（タイランド）」「ナストーア溶接テクノロジー（タイランド）」で、資本金はそれぞれ２００万バーツ、６６０万バーツ。事業内容は前者がステンレス鋼・特殊鋼などの磨帯鋼の販売、ナス鋼帯株式会社の受注支援、後者が溶接機の保守サービス、ナストーア溶接テクノロジーに対する受注支援、現地商社向け卸売り販売。



日付 : 2013年10月21日

By : 週刊タイ経済