トヨタ、日産が乗用車で新型車を投入
タイ国トヨタ自動車の棚田京一社長は一〇月二二日、セントラル・ワールドで開いた新車発表会で新型「ヤリス」を披露した。5ドアのハッチバック・モデル。旧型とは外観が大きく異なるものとなった。排気量1・2㍑のエンジンを搭載。4機種、7色を用意し、価格は46万9000バーツから。月間4000台の販売を目標としている。
一方、日産自動車タイランドは一〇月二一日、フルモデル・チェンジした大型セダンの新型「ティアナ」を発表した。エンジンは2・0㍑と2・5㍑の2種を用意し、小売価格は127~162万バーツ。発売から12か月間で1万台の販売を見込んでいる。タイで生産する車種で、東南アジアでは最初に発売開始された。
木村隆之社長は、来年三月末を期末とする二〇一三年度のタイでの日産の新車販売台数が10万台程度にとどまる見通しにあることを明らかにしている。前年度実績の13万8000台を下回るほか、当初予測を2万台下回る。木村社長は、タイ市場の需要は会計年度の最初の6か月間でほとんど消えてしまったと述べている。主因は政府の初めての新車購入に対する税還付政策の終了にある。自動車各社は初めての新車政策の納車を済ませた後、販売てこ入れのため、激しい販売競争を展開している。
新型ティアナは、サムットプラカン県にあるバンナー・トラート道路沿いの工場で生産する。日産が新型ティアナを生産するのは日本に次いでタイが2番目。タイで生産するティアナはタイ国内市場向けのほか、輸出も開始する。日産のタイ工場のティアナを含む自動車の年産能力は22万台。昨年には既存工場に隣接した土地に110億バーツを投じて新工場を建設する計画を発表している。新工場は年産能力7万5000台で、二〇一四年八月の稼働を予定しており、年産能力は数年内に15万台に引き上げることにしている。
日産タイの一~九月の国内新車販売台数は7万6482台で、前年同期を4・4%下回っている。通年では12万台を見込んでいたが、10万台に下方修正した。
日付 : 2013年10月28日
By : 週刊タイ経済
一方、日産自動車タイランドは一〇月二一日、フルモデル・チェンジした大型セダンの新型「ティアナ」を発表した。エンジンは2・0㍑と2・5㍑の2種を用意し、小売価格は127~162万バーツ。発売から12か月間で1万台の販売を見込んでいる。タイで生産する車種で、東南アジアでは最初に発売開始された。
木村隆之社長は、来年三月末を期末とする二〇一三年度のタイでの日産の新車販売台数が10万台程度にとどまる見通しにあることを明らかにしている。前年度実績の13万8000台を下回るほか、当初予測を2万台下回る。木村社長は、タイ市場の需要は会計年度の最初の6か月間でほとんど消えてしまったと述べている。主因は政府の初めての新車購入に対する税還付政策の終了にある。自動車各社は初めての新車政策の納車を済ませた後、販売てこ入れのため、激しい販売競争を展開している。
新型ティアナは、サムットプラカン県にあるバンナー・トラート道路沿いの工場で生産する。日産が新型ティアナを生産するのは日本に次いでタイが2番目。タイで生産するティアナはタイ国内市場向けのほか、輸出も開始する。日産のタイ工場のティアナを含む自動車の年産能力は22万台。昨年には既存工場に隣接した土地に110億バーツを投じて新工場を建設する計画を発表している。新工場は年産能力7万5000台で、二〇一四年八月の稼働を予定しており、年産能力は数年内に15万台に引き上げることにしている。
日産タイの一~九月の国内新車販売台数は7万6482台で、前年同期を4・4%下回っている。通年では12万台を見込んでいたが、10万台に下方修正した。
日付 : 2013年10月28日
By : 週刊タイ経済