キャッサバ残渣からエタノール 出光興産がパイロットプラント
出光興産は一〇月二八日、キャッサバからタピオカでんぷんを製造する際の残渣(キャッサバパルプ)を使ってエタノールを製造する技術を実証するため、タイに建設したパイロットプラントが完成し、運転を開始したと発表した。出光は、東南アジアで再生可能エネルギーとして有望なバイオ燃料事業への取り組みを進めている。その一環として、タイ最大のでんぷんメーカーであるサグアンウォン・インダストリーズ社のナコンラチャシマ工場敷地内にパイロットプラントを建設し、サグアンウォン社の協力の下、技術実証のための運転を開始した。
出光が今回開発に成功したプロセスは、原料であるキャッサバパルプの特別な前処理を行なわず、また発酵槽での撹拌を行なわないことを特長とするもので、低コストでのバイオエタノール製造が可能になるという。この技術は、日本の独立行政法人国際農林水産業研究センター、タイのカセサート大学農業・農芸品改良研究所と出光が共同で開発した。今後、このパイロットプラントで技術の実証を行なった後、プロセスデータの採取を行ない、商業化を目指す。
日付 : 2013年11月04日
By : 週刊タイ経済
出光が今回開発に成功したプロセスは、原料であるキャッサバパルプの特別な前処理を行なわず、また発酵槽での撹拌を行なわないことを特長とするもので、低コストでのバイオエタノール製造が可能になるという。この技術は、日本の独立行政法人国際農林水産業研究センター、タイのカセサート大学農業・農芸品改良研究所と出光が共同で開発した。今後、このパイロットプラントで技術の実証を行なった後、プロセスデータの採取を行ない、商業化を目指す。
日付 : 2013年11月04日
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