電通の子会社である電通テックは、アジア各地において高まるクライアントのプロモーション需要に応えていくため、新たに２つの新会社「プロモテック・ シナジー（マレーシア）」と「プロモテック ・タイランド」を設立したと発表した。急速に消費市場が拡大しているマレーシアとタイでは、日本型の高品質なコミュニケーション・サービスが求められるようになってきていることから、プロモーション事業のさらなる拡大を目的として専門拠点を設けることにした。
　
　タイやマレーシアでは、特に店舗開発、店頭プロモーション、イベントなどのプロモーション関連業務の需要が急増している。このため両国に企画から実施までのサービスをワンストップで担える専門会社が必要だと判断した。電通グループは二〇一一年一〇月に、アジア地域におけるプロモーション事業の拡大に向けて、中核を担う営業拠点として電通テックのシンガポール子会社の「プロモテック」を立ち上げている。また一二年三月にはインドとインドネシアにプロモテックの子会社を設立、また今年六月にはベトナムでの営業を開始するなど、事業の着実な拡大を図ってきた。今回新たにタイ、マレーシアの拠点が加わったことで、アジアで「プロモテック」のブランドで展開するプロモーション専門の営業拠点は６つになる。
　
　プロモテック・シナジー（マレーシア）とプロモテック・タイランドはすでに営業を開始している他の４つの営業拠点と同様、現地における有力なプロモーション専門会社としてのポジションの早期確立を目指す。事業展開に当たっては、電通の海外本社である電通イージス・ネットワーク傘下で、グループのＡＳＥＡＮ・オセアニア地域の事業を統括する電通アジアとイージス・メディアのアジア・ネットワークとの連携を密にし、当該国や近隣国で高まるクライアントの多様なプロモーション・ニーズに、迅速かつ質の高いサービスで応えていく。



日付 : 2013年11月11日

By : 週刊タイ経済