ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

タイ産冷凍鶏肉 日本が禁輸措置を解除

 タイ農業・協同組合省によれば、日本政府はタイ産冷凍鶏肉に対する禁輸措置の解除を一二月九日付けで発表した。日本政府は〇三年終わりに、タイでの鳥インフルエンザの流行を理由にタイ産冷凍鶏肉の輸入を禁止していた。鳥インフルエンザ禍はいったん収束したものの、〇八年に再度、タイでの感染が確認され、加熱処理をしていない冷凍鶏肉の禁輸措置解除は遠のいていた。タイ側は日タイ経済連携協定(JTEPA)の下での食品安全協力などを通じて、サプライチェーン全体の鳥インフルエンザ予防措置を導入、日本当局の信頼を得た。

 ユコン・リムレムトーン農業・協同組合相によれば、畜産開発局が現在、検疫証明の手続きを進めているところで、日本向け冷凍鶏肉輸出は一四年一月にも再開される見通し。すでに複数の日本のトレーダーがタイの鶏肉業者とコンタクトをとっているという。

 一二年に日本が輸入した冷凍鶏肉は42万2000トン。9割はブラジル産で残りは米国産。タイや中国を中心に鶏肉調製品は45万3000トンを輸入している。輸入が禁止される前の〇三年に日本はタイ産冷凍鶏肉を約15万トン輸入していた。


日付 : 2013年12月23日

By : 週刊タイ経済

登録