投資委員会（ＢＯＩ）事務局は、今年末で満了するいくつかの特別投資奨励プログラムでの駆け込み申請が年末にかけて増えるものと期待している。持続可能な開発のための投資奨励パッケージと、株式公開を目指すパッケージが今年末で満了する。

　持続可能な開発のための特別投資奨励は、二〇一〇年に導入されたもので、これまでに７０７件が認可を受けている。また株式公開を目指す投資奨励パッケージでは、これまでに７社がタイ証券取引所（ＳＥＴ）またはオルタナティブ・インベストメント市場（ｍａｉ）への上場を申請している。ウドム・ウォンウィワットチャイ事務局長によれば、今年末でプログラムの期限を迎えるこれらパッケージの申請締め切りは、一二月三〇、三一日が公休日となっているため、一二月二七日（金）となる。

　持続可能な開発奨励は、エネルギー効率向上のための設備投資や代替エネルギー生産、環境にやさしい素材や製品の生産、エネルギー効率を向上させる、または環境への負荷を減らす機械設備の生産などに適用されてきたものので、８年間の法人所得税免除とさらに５年間の５０％控除の税制優遇が受けられる。


日付 : 2013年12月23日

By : 週刊タイ経済