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ジェトロ・テストキッチン事業 日本の外食7社が仮出店

 日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所は二月一四日よりジェトロ・テストキッチン事業「Discover New Tastes from Japan」をゲートウェイ・エカマイで開催している。一三日にはオープニング・セレモニーを執り行なった。この事業は、バンコクでタイ未進出の日本のレストランを紹介する事業。ジェトロは、海外進出を考えている外食産業が、進出前に仮店舗に出店することで、実際の販売を通じて、出店準備・費用・現地調達(厨房設備・食材など)のノウハウの習得と現地の嗜好に合わせたメニュー開発をしてもらうことを目的に、テストキッチン事業を始動させている。

 この事業の一環としてゲートウェイ・エカマイのG階で開催される「Discover New Tastes from Japan」は三月二三日までの38日間。同事業ではバンコクが世界初のテスト・キッチン開催地となっている。テスト・キッチンを設けるのは、徳島県の有名ラーメン店の「東大」、「ホルモンうどん」を看板メニューとし、日本のレストラン・コンテスト入賞実績のある「天神」、愛知で30年以上親しまれている新鮮ネタの回転寿司「おしどり寿司」、クロワッサンとドーナツを融合させたヘルシーな新食感ドーナツを提供する「Croissant Donut」、日本で1000店以上の店舗を展開する牛めしの「松屋」、オーガニック栽培を用い、健康成分が豊富、消化にも良いという蕎麦を提供する「MIGUEN(味玄)Healthy Noodle」、長崎でちゃんぽんや皿うどんなど麺類をふんだんに和食に取り入れて活躍中の「金四楼」。

 ジェトロは二〇一二年にサービス産業ミッションを日本からバンコクに派遣し、商業施設視察や現地企業との商談会などを開催した。その際、レストラン業態での日本からの進出意欲とタイ側でのニーズが強かったことから、一三年に外食産業に絞ってパートナー探しを主目的とした「バンコク外食産業商談会」を開催。参加者にはパートナー候補が見つかりつつある企業もあることから、今回は実際にバンコクでの出店に向けた「テストキッチン」を開催する運びとなった。


日付 : 2014年02月24日

By : 週刊タイ経済

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