日立セールス（タイランド）は、消費が低迷する中、販促予算を拡充することで、売上高の成長を維持する方針だ。同社のブンチャイ・プタコーティラット販売・マーケティング副事業部長は、このほど開いたエアコンの新商品発表会で、今年の売上高は１０％増を目標としていることを明らかにしている。販促予算は１２億バーツ。昨年はエアコンと冷蔵庫の販売がそれぞれ１０％、５％成長したが、洗濯機は販売が落ち込んだ。今年の売上高目標は７０億バーツ。消費者の購買力は低下しているものの、日立は中間層以上をターゲットとしているため、売上を増やすことは可能と見ている。日立は１３のエアコンの新モデルをタイ市場に投入する。塵やバクテリアを減らす洗浄システムが特徴。エアコンは今年の売上成長の牽引役になると期待している。


日付 : 2014年03月03日

By : 週刊タイ経済