ダウェー経済特別区開発 3プロジェクトで入札失敗
国家経済社会開発委員会(NESDB)事務局のチャンウィット・アマタマトゥチャート次長によれば、ミャンマーのダウェー経済特別区開発プロジェクトが遅延している。この二月には、タイ国境と結ぶ複線の鉄路建設、小規模港湾建設、工業団地の造成で入札が実施されたものの、応札者はゼロという結果に終わっている。入札条件が魅力的でなかったことが理由と見られ、今後、条件の見直しを進める考え。ダウェー開発のために設立された特殊法人のダウェーSEZデベロップメント社は、当初計画では二月に3プロジェクトの建設工事の入札を実施し、四月にも結果を発表することになっていた。
タイとミャンマーは、ダウェー開発を両国の国家プロジェクトとして実施することに政府間合意し、昨年一一月に3つの合意覚書を交わしている。最初の覚書はイタリアンタイ・デベロップメント社(ITD)が二〇一〇年一一月にミャンマー政府から取得した開発権の譲渡に関するもので、タイに登記されたダウェーSEZデベロップメント社が開発権を引き継いでいる。両国はまた、港湾、道路、鉄道、発電所、水道、工業団地、通信網、タウンシップ(街区)などのプロジェクトを管理するための特別目的会社(SPC)を設立することに合意している。SPCはミャンマーで登記される。2番目の覚書はITD社とミャンマーの既存の開発権の撤回に関連したもので、3番目はITDのこれまでの投資額の返済保証に関係するもの。港湾や道路の開発会社は、ITDの投資分について代金支払いの義務を負う。
チャンウィットNESDB事務局次長は、3つのプロジェクトの入札条件を改め、外国人投資家のために、より柔軟で、魅力的なものとすべく研究に取り組んでいることを明らかにしている。同次長は、既存の入札条件が投資家にとって十分に魅力なものではなかったかもしれないと認めている。
日付 : 2014年04月07日
By : 週刊タイ経済
タイとミャンマーは、ダウェー開発を両国の国家プロジェクトとして実施することに政府間合意し、昨年一一月に3つの合意覚書を交わしている。最初の覚書はイタリアンタイ・デベロップメント社(ITD)が二〇一〇年一一月にミャンマー政府から取得した開発権の譲渡に関するもので、タイに登記されたダウェーSEZデベロップメント社が開発権を引き継いでいる。両国はまた、港湾、道路、鉄道、発電所、水道、工業団地、通信網、タウンシップ(街区)などのプロジェクトを管理するための特別目的会社(SPC)を設立することに合意している。SPCはミャンマーで登記される。2番目の覚書はITD社とミャンマーの既存の開発権の撤回に関連したもので、3番目はITDのこれまでの投資額の返済保証に関係するもの。港湾や道路の開発会社は、ITDの投資分について代金支払いの義務を負う。
チャンウィットNESDB事務局次長は、3つのプロジェクトの入札条件を改め、外国人投資家のために、より柔軟で、魅力的なものとすべく研究に取り組んでいることを明らかにしている。同次長は、既存の入札条件が投資家にとって十分に魅力なものではなかったかもしれないと認めている。
日付 : 2014年04月07日
By : 週刊タイ経済