国内自動車生産台数 第1四半期は28・28%減
タイ工業連盟(FTI)の自動車部会が四月二八日に発表した三月の自動車生産台数は18万1334台となり、20万台を8か月連続で割り込んだ。ただし前月比では上向き、改善の兆しが見られる。国内販売、輸出台数も前月比ではプラスに転じている。三月の生産台数は前年同月比では29・24%減となったが、これは前年、新車購入者に対する税還付措置による大量の納車待ちを抱えていた自動車メーカー各社が生産を急いだことによるハイベース効果が理由。また国内政治情勢の悪化、景気減速や家計債務増も影を落としている。三月の生産台数は前月との比較では4・51%伸びている。
三月の自動車生産は、乗用車が7万97台で前年同月比40・34%減となった。バスの生産は45台で前年同月比40・00%減、トラックは11万1192台、前年同月比19・83%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は10万9204台、同18・48%減だった。2ドア・ピックアップの生産台数は3万5607台(25・39%減)、4ドア・ピックアップは6万606台(20・62%減)、PPVは1万2991台(31・39%増)だった。その他トラックの生産台数は1988台で、前年同月比56・35%減、マイナス成長は6か月連続となった。
二月の輸出向け生産台数は10万2719台で、生産台数全体の56・65%を占めた。輸出向け生産が国内市場向け生産を上回るのは8か月連続。前年同月比では7・16%増となった。乗用車の輸出向け生産台数は3万4816台(15・74%増)、ピックアップ車は6万7903台(3・23%増)だった。ピックアップ車の内訳は2ドアが1万1674台(6・48%減)、4ドアが5万263台(5・07%増)、PPVが5966台(9・33%増)。
三月の国内販売向け生産台数は7万8615台で全体の43・35%を占めた。前年同月比では50・99%減。乗用車が3万5281台(59・64%減)、ピックアップ車が4万1301台(39・43%減)で、ピックアップ車の内訳は2ドアが2万3933台(32・09%減)、4ドアが1万343台(63・73%減)、PPVが7025台(58・58%増)だった。
一~三月合計の自動車生産台数は51万7492台、前年同期比では28・28%減となった。乗用車が20万5041台で前年同期比37・08%減。バスの生産は149台で前年同期比38・68%減、トラックは31万2302台、前年同期比21・01%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は30万6432台、同19・77%減。2ドア・ピックアップの生産台数は10万3122台(25・15%減)、4ドア・ピックアップは16万7050台(19・96%減)、PPVは3万6260台(2・26%増)だった。その他トラックの生産台数は5870台で前年同期比56・30%減だった。
一~三月の輸出向け生産台数は28万7795台で、生産台数全体の55・61%、前年同期比では0・63%増となった。乗用車は10万557台(3・82%増)、ピックアップ車は18万7328台(1・00%減)だった。2ドアが3万2732台(6・62%減)、4ドアが13万6212台(1・13%増)、PPVが1万9390台(5・65%減)。
一~三月の国内販売向け生産台数は22万9697台で全体の44・39%を占めた。前年同期比では47・26%減。乗用車が10万4484台(54・38%減)、ピックアップ車が11万9194台(38・18%減)で、2ドアが7万390台(31・47%減)、4ドアが3万838台(58・34%減)、PPVが1万7966台(11・81%増)。
FTI自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当が明らかにした向こう3か月間の自動車各社の生産計画の集計値によれば、四~六月期の生産台数は49万9900台にとどまる見通し。直近3か月間(一~三月)の生産実績の51万7492台を3・40%下回るほか、一三年四~六月期の61万9423台と比べて19・30%減少する。
なお三月の国内自動車販売台数は8万3983台。前年同月比では46・7%減となったが、前月比では17・16%増となった。一~三月の販売台数は22万4171台で、前年同期比45・8%減だった。
FTI自動車部会は年初時点で二〇一四年の自動車生産台数を240万台と予測している。一三年実績を2・32%下回る見通し。輸出向け生産台数は120万台で、前年を7・02%上回るが、国内市場向け生産は120万台で、前年を10・16%下回ると見ている。
日付 : 2014年05月05日
By : 週刊タイ経済
三月の自動車生産は、乗用車が7万97台で前年同月比40・34%減となった。バスの生産は45台で前年同月比40・00%減、トラックは11万1192台、前年同月比19・83%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は10万9204台、同18・48%減だった。2ドア・ピックアップの生産台数は3万5607台(25・39%減)、4ドア・ピックアップは6万606台(20・62%減)、PPVは1万2991台(31・39%増)だった。その他トラックの生産台数は1988台で、前年同月比56・35%減、マイナス成長は6か月連続となった。
二月の輸出向け生産台数は10万2719台で、生産台数全体の56・65%を占めた。輸出向け生産が国内市場向け生産を上回るのは8か月連続。前年同月比では7・16%増となった。乗用車の輸出向け生産台数は3万4816台(15・74%増)、ピックアップ車は6万7903台(3・23%増)だった。ピックアップ車の内訳は2ドアが1万1674台(6・48%減)、4ドアが5万263台(5・07%増)、PPVが5966台(9・33%増)。
三月の国内販売向け生産台数は7万8615台で全体の43・35%を占めた。前年同月比では50・99%減。乗用車が3万5281台(59・64%減)、ピックアップ車が4万1301台(39・43%減)で、ピックアップ車の内訳は2ドアが2万3933台(32・09%減)、4ドアが1万343台(63・73%減)、PPVが7025台(58・58%増)だった。
一~三月合計の自動車生産台数は51万7492台、前年同期比では28・28%減となった。乗用車が20万5041台で前年同期比37・08%減。バスの生産は149台で前年同期比38・68%減、トラックは31万2302台、前年同期比21・01%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は30万6432台、同19・77%減。2ドア・ピックアップの生産台数は10万3122台(25・15%減)、4ドア・ピックアップは16万7050台(19・96%減)、PPVは3万6260台(2・26%増)だった。その他トラックの生産台数は5870台で前年同期比56・30%減だった。
一~三月の輸出向け生産台数は28万7795台で、生産台数全体の55・61%、前年同期比では0・63%増となった。乗用車は10万557台(3・82%増)、ピックアップ車は18万7328台(1・00%減)だった。2ドアが3万2732台(6・62%減)、4ドアが13万6212台(1・13%増)、PPVが1万9390台(5・65%減)。
一~三月の国内販売向け生産台数は22万9697台で全体の44・39%を占めた。前年同期比では47・26%減。乗用車が10万4484台(54・38%減)、ピックアップ車が11万9194台(38・18%減)で、2ドアが7万390台(31・47%減)、4ドアが3万838台(58・34%減)、PPVが1万7966台(11・81%増)。
FTI自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当が明らかにした向こう3か月間の自動車各社の生産計画の集計値によれば、四~六月期の生産台数は49万9900台にとどまる見通し。直近3か月間(一~三月)の生産実績の51万7492台を3・40%下回るほか、一三年四~六月期の61万9423台と比べて19・30%減少する。
なお三月の国内自動車販売台数は8万3983台。前年同月比では46・7%減となったが、前月比では17・16%増となった。一~三月の販売台数は22万4171台で、前年同期比45・8%減だった。
FTI自動車部会は年初時点で二〇一四年の自動車生産台数を240万台と予測している。一三年実績を2・32%下回る見通し。輸出向け生産台数は120万台で、前年を7・02%上回るが、国内市場向け生産は120万台で、前年を10・16%下回ると見ている。
日付 : 2014年05月05日
By : 週刊タイ経済