BOIが5月1日に本会議 小委員会設置で投資認可を加速
プラサート・ブンチャイスック工業相が五月一日に明らかにしたところによれば、投資委員会(BOI)は新任の委員の下で、首相を議長とする最初の本会議を開き、小委員会の設置を決定した。小委員会は19人の委員で構成し、投資額が2億バーツ以上7億5000万バーツまでの投資案件や投資額2億バーツ以上の輸出向け生産事業を審査し、認可する権限が与えられる。また7億5000万バーツ以上の投資案件についても審査を行ない、認可の是非を本会議に答申する。
BOIは通常、毎月本会議を開いているが、委員の任期満了で昨年一〇月以降は委員会の不在が続いていた。プラサート工業相によれば、投資委員会(BOI)の委員は四月二二日に正式に任命されている。ジンラック首相が、工業省とBOI事務局の推挙するところに従って、有識者委員と顧問を任命する布告に署名した。BOI委員の任命は政権による人事権の行使にあたるため、下院解散後の選挙管理内閣は原則できない。ただし選挙委員会(EC)が許可する場合にはその限りではなく、政府は新たに任命する委員の合法性について選挙委員会と内閣法制委員会事務局に助言を求め、ECの承認を得ることによって問題を解決したと説明していた。
小委員会はウドム・ウォンウィワットチャイBOI事務局長を委員長とし、BOI事務局の上級職員、財務省、天然資源・環境省、国家経済社会開発委員会(NESDB)事務局、工業経済事務局、工場局、工業製品規格事務局、中小企業振興事業団、国家科学技術開発事業団、タイ中央銀行、タイ工業団地公団(IEAT)、タイ工業連盟(FTI)、タイ商業会議所(TCC)、タイ銀行協会の代表と民間有識者で構成される。
投資額2億バーツ超の大規模投資案件は400件近く、投資予定額にして6000億バーツ以上が認可待ちの状況にある。プラサート工業相は、3~4か月以内に全ての投資案件の承認を済ませると述べている。
なおこの日の本会議ではカートゥーン・ナーティ・サービス(タイランド)社による物流センター事業に対する投資奨励が認可を受けている。事業地はラヨン県で、投資額は12億9188万バーツ。
日付 : 2014年05月05日
By : 週刊タイ経済
BOIは通常、毎月本会議を開いているが、委員の任期満了で昨年一〇月以降は委員会の不在が続いていた。プラサート工業相によれば、投資委員会(BOI)の委員は四月二二日に正式に任命されている。ジンラック首相が、工業省とBOI事務局の推挙するところに従って、有識者委員と顧問を任命する布告に署名した。BOI委員の任命は政権による人事権の行使にあたるため、下院解散後の選挙管理内閣は原則できない。ただし選挙委員会(EC)が許可する場合にはその限りではなく、政府は新たに任命する委員の合法性について選挙委員会と内閣法制委員会事務局に助言を求め、ECの承認を得ることによって問題を解決したと説明していた。
小委員会はウドム・ウォンウィワットチャイBOI事務局長を委員長とし、BOI事務局の上級職員、財務省、天然資源・環境省、国家経済社会開発委員会(NESDB)事務局、工業経済事務局、工場局、工業製品規格事務局、中小企業振興事業団、国家科学技術開発事業団、タイ中央銀行、タイ工業団地公団(IEAT)、タイ工業連盟(FTI)、タイ商業会議所(TCC)、タイ銀行協会の代表と民間有識者で構成される。
投資額2億バーツ超の大規模投資案件は400件近く、投資予定額にして6000億バーツ以上が認可待ちの状況にある。プラサート工業相は、3~4か月以内に全ての投資案件の承認を済ませると述べている。
なおこの日の本会議ではカートゥーン・ナーティ・サービス(タイランド)社による物流センター事業に対する投資奨励が認可を受けている。事業地はラヨン県で、投資額は12億9188万バーツ。
日付 : 2014年05月05日
By : 週刊タイ経済