CPオール、ビッグC 第1四半期は減益決算
コンビニ・チェーン最大手のCPオール社の今年第1四半期(一~三月)決算の純利益は27億バーツで、前年同期の31億バーツから減益となった。ただし営業利益は47億バーツで、前年同期比20・1%増を記録している。純利益の減少は、金融コストが13億4000万バーツ増加したことが主因となっている。
クリアンチャイ・ブンポーピチャート副社長によれば、第1四半期の売上高は893億バーツで、前年同期比68・8%増となっている。これは昨年のサイアム・マクロの買収により、一三年七月よりマクロの売上が加算されるようになったことが理由。キャッシュ&キャリー業態の量販店をチェーン展開するマクロの第1四半期の売上高は352億バーツ、純利益は12億7000万バーツで、昨年同期の約10億バーツから25・8%の増益だった。CPオールが展開する「7イレブン」の店舗総数は二〇一三年末時点の7041店から第1四半期末時点では7651店に増えている。
ビッグCスーパーセンター社の第1四半期の純利益は前年同期比10・1%の減益だった。ルムパー・クムホムルーン最高財務責任者は、直面する試練を考えれば想定内の結果だとしている。ルムパー女史は、前年同期比での減益決算は、昨年に店舗網の拡張を急テンポで進めたことによる営業費用の増加も一因だと述べており、その影響は短期的なものにとどまるとしている。同女史は、プライスリーダーとしてのビッグCの有するポジション、マーケティング戦略の実践面での成功、全国の店舗ネットワークとバンコクや主要観光地でのトップの知名度、サプライチェーン開発の継続や合理化の努力などを背景に通年では好業績を残すことを確信していると述べている。
ビッグCの第1四半期の売上高は292億バーツで、前年同期比2・7%増。賃貸・サービス収入は7・8%増となる22億バーツを数えた。第1四半期には、カンチャナブリ県とナコンパノム県に大型店がオープンしたほか、「ミニ・ビッグC」は17店を開業した。ミニ・ビッグCは17店のうち6店がバンチャーク石油のサービスステーション内の店舗となっている。このほかドラッグストアの「ピュア」も2店を追加した。この結果、三月末時点で大型店は全国121店、スーパーマーケット業態の「ビッグCマーケット」は30店、ミニ業態店は295店(うちバンチャーク石油のサービスステーション内店舗は68)、ドラッグストアが134店となった。
一方、ホームセンターの「ホームプロ」をチェーン展開するホーム・プロダクツ・センター社の第1四半期の純利益は7億2573万バーツとなり、前年同期を4・95%上回った。売上高は110億7000万バーツで、前年同期比18・32%増となった。新店の開業や、新業態店「メガ・ホーム」の事業拡張が増収効果をもたらした。クナウット・タムプロムクン社長は、今年少なくとも8店舗を新規オープンする計画を明らかにしている。売上高の目標は前年比15%増。今年に入ってからでは、すでにラムパーン店が開業している。プラチュアップキリカン店とスリン店も五月のオープンを予定している。
日付 : 2014年05月19日
By : 週刊タイ経済
クリアンチャイ・ブンポーピチャート副社長によれば、第1四半期の売上高は893億バーツで、前年同期比68・8%増となっている。これは昨年のサイアム・マクロの買収により、一三年七月よりマクロの売上が加算されるようになったことが理由。キャッシュ&キャリー業態の量販店をチェーン展開するマクロの第1四半期の売上高は352億バーツ、純利益は12億7000万バーツで、昨年同期の約10億バーツから25・8%の増益だった。CPオールが展開する「7イレブン」の店舗総数は二〇一三年末時点の7041店から第1四半期末時点では7651店に増えている。
ビッグCスーパーセンター社の第1四半期の純利益は前年同期比10・1%の減益だった。ルムパー・クムホムルーン最高財務責任者は、直面する試練を考えれば想定内の結果だとしている。ルムパー女史は、前年同期比での減益決算は、昨年に店舗網の拡張を急テンポで進めたことによる営業費用の増加も一因だと述べており、その影響は短期的なものにとどまるとしている。同女史は、プライスリーダーとしてのビッグCの有するポジション、マーケティング戦略の実践面での成功、全国の店舗ネットワークとバンコクや主要観光地でのトップの知名度、サプライチェーン開発の継続や合理化の努力などを背景に通年では好業績を残すことを確信していると述べている。
ビッグCの第1四半期の売上高は292億バーツで、前年同期比2・7%増。賃貸・サービス収入は7・8%増となる22億バーツを数えた。第1四半期には、カンチャナブリ県とナコンパノム県に大型店がオープンしたほか、「ミニ・ビッグC」は17店を開業した。ミニ・ビッグCは17店のうち6店がバンチャーク石油のサービスステーション内の店舗となっている。このほかドラッグストアの「ピュア」も2店を追加した。この結果、三月末時点で大型店は全国121店、スーパーマーケット業態の「ビッグCマーケット」は30店、ミニ業態店は295店(うちバンチャーク石油のサービスステーション内店舗は68)、ドラッグストアが134店となった。
一方、ホームセンターの「ホームプロ」をチェーン展開するホーム・プロダクツ・センター社の第1四半期の純利益は7億2573万バーツとなり、前年同期を4・95%上回った。売上高は110億7000万バーツで、前年同期比18・32%増となった。新店の開業や、新業態店「メガ・ホーム」の事業拡張が増収効果をもたらした。クナウット・タムプロムクン社長は、今年少なくとも8店舗を新規オープンする計画を明らかにしている。売上高の目標は前年比15%増。今年に入ってからでは、すでにラムパーン店が開業している。プラチュアップキリカン店とスリン店も五月のオープンを予定している。
日付 : 2014年05月19日
By : 週刊タイ経済