ガンクン・エンジニアリング WHAと合弁で屋上太陽光発電
倉庫大手のWHAコーポレーションとガンクン・エンジニアリング社は、屋上太陽光発電での合弁事業契約を交わした。合弁新会社は「WHAガンクン・グリーン・ソーラールーフ」で、資本金は2億7000万バーツ。WHAが75%、ガンクンが25%を出資し、バンナー・トラート通りにあるWHAの倉庫の屋上を使って太陽光発電事業を展開する。合計発電容量は4・2メガワット。
出力3・3メガワットの最初のユニットは五月八日に運転を開始した。残り0・97メガワットは今年下半期の稼動予定。屋上に取り付けたソーラー・モジュールからの電力は、25年間にわたって1ユニット(キロワット時)あたり6・16バーツの固定価格で、首都電力公団(MEA)が買い取る。
ガンクンのソーパチャー・ダムロンピヤウットCEOは、1年間の完全操業で年間4000万バーツの収入を見込んでいることを明らかにしている。ガンクンは、エネルギー事業監督委員会から商業用建物の屋上を使った太陽光発電のライセンスを取得した最初の企業で、14件、合計発電容量11メガワットで免許を得ている。ガンクンはWHAのほか、出力3メガワットの2つの屋上太陽光発電プロジェクトの開発で、2社の投資パートナーと合弁事業を進めている。
ガンクンは、政治不安の長期化にもかかわらず、今年の予想収入は前年の20億バーツから5割増となる30億バーツを超えると期待している。ソーパチャー女史によれば、収入の大半は再生可能エネルギー分野の機器のエンジニアリングと調達が占める。同女史は政府不安の影響は少しも感じていないとしている。
ガンクンは今年、約10億バーツの投資計画を発表している。3億バーツをミャンマーでの出力50メガワットのガス火力発電所開発に投じるほか、7億バーツをタイ東北地方での出力60メガワットの風力発電事業に投資する。ソーパチャー女史は、ミャンマーはエネルギー事業で高い可能性を持っているものの、ビジネスリスクは高いと述べている。
ガンクンの受注残は20億バーツ。都内タリンチャン地区の工場でのLED電球生産にも事業領域を広げる。LED電球は国内市場で高い需要が見込まれている。今年中に「ガンクン」ブランドでLED電球の製品を市場に出す予定。
日付 : 2014年05月19日
By : 週刊タイ経済
出力3・3メガワットの最初のユニットは五月八日に運転を開始した。残り0・97メガワットは今年下半期の稼動予定。屋上に取り付けたソーラー・モジュールからの電力は、25年間にわたって1ユニット(キロワット時)あたり6・16バーツの固定価格で、首都電力公団(MEA)が買い取る。
ガンクンのソーパチャー・ダムロンピヤウットCEOは、1年間の完全操業で年間4000万バーツの収入を見込んでいることを明らかにしている。ガンクンは、エネルギー事業監督委員会から商業用建物の屋上を使った太陽光発電のライセンスを取得した最初の企業で、14件、合計発電容量11メガワットで免許を得ている。ガンクンはWHAのほか、出力3メガワットの2つの屋上太陽光発電プロジェクトの開発で、2社の投資パートナーと合弁事業を進めている。
ガンクンは、政治不安の長期化にもかかわらず、今年の予想収入は前年の20億バーツから5割増となる30億バーツを超えると期待している。ソーパチャー女史によれば、収入の大半は再生可能エネルギー分野の機器のエンジニアリングと調達が占める。同女史は政府不安の影響は少しも感じていないとしている。
ガンクンは今年、約10億バーツの投資計画を発表している。3億バーツをミャンマーでの出力50メガワットのガス火力発電所開発に投じるほか、7億バーツをタイ東北地方での出力60メガワットの風力発電事業に投資する。ソーパチャー女史は、ミャンマーはエネルギー事業で高い可能性を持っているものの、ビジネスリスクは高いと述べている。
ガンクンの受注残は20億バーツ。都内タリンチャン地区の工場でのLED電球生産にも事業領域を広げる。LED電球は国内市場で高い需要が見込まれている。今年中に「ガンクン」ブランドでLED電球の製品を市場に出す予定。
日付 : 2014年05月19日
By : 週刊タイ経済