Mリンク株のインサイダー取引 タクシン元首相の妹に罰金刑
証券取引等監視委員会(SEC)は、Mリンク・アジア・コーポレーション株のインサイダー取引で、タクシン・チナワット元首相の妹のモンタティップ女史とその夫に罰金刑を課した。SEC事務局が二一日に発表したところによれば、モンタティップ女史には786万バーツ、その夫のソムチャイ・コーウィットジャルンクン氏には181万バーツの支払いを命じた。モンタティップ女史は、二〇一一年にMリンク株2900万株を売却しているが、同年第2四半期のMリンクの決算が3億1600万バーツの赤字となったことを事前に知っていた。またソムチャイ氏も、取締役としてインサイダー情報を知った上で、703万株の株式を売却していた。携帯電話端末の販売会社であるMリンク社は、モンタティップ女史と、同じくタクシン元首相の妹であるヤオワパー・ウォンサワット女史が創立した会社。
日付 : 2014年05月26日
By : 週刊タイ経済
日付 : 2014年05月26日
By : 週刊タイ経済