国内自動車生産台数 4月は25・64%減に
タイ工業連盟(FTI)の自動車部会が五月二二日に発表した四月の自動車生産台数は12万6730台となり、20万台を9か月連続で割り込んだ。ソンクラーン連休などで営業日数が少ないこともあり、前月比でも大幅減となった。四月の生産台数は前年同月比では25・64%減となった。前年の同月には、初めて新車購入者に対する税還付措置による納車待ちを抱えていた自動車メーカー各社が生産を急いでいたことによるハイベース効果に加え、国内政治情勢の悪化、景気減速や家計債務増で国内市場が収縮している。一方の輸出は3か月連続で前年同月比プラス成長となったものの、国内販売向け生産の不振を穴埋めするには至っていない。四月の生産台数は前月との比較では30・11%減っている。(17面のデータ参照)
四月の自動車生産は、乗用車が5万1067台で前年同月比26・63%減となった。バスの生産は75台で前年同月比226・09%増、トラックは7万5588台、前年同月比25・02%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は7万4402台、同23・41%減だった。2ドア・ピックアップの生産台数は2万3916台(33・23%減)、4ドア・ピックアップは4万2589台(20・57%減)、PPVは7897台(2・43%増)だった。その他トラックの生産台数は1186台で、前年同月比67・60%減、マイナス成長は7か月連続となった。
四月の輸出向け生産台数は7万5360台で、生産台数全体の59・47%を占めた。輸出向け生産が国内市場向け生産を上回るのは9か月連続。前年同月比では9・00%増となった。乗用車の輸出向け生産台数は2万9772台(31・63%増)、ピックアップ車は4万5588台(2・00%減)だった。ピックアップ車の内訳は2ドアが7886台(12・75%減)、4ドアが3万4484台(1・13%増)、PPVが3218台(4・88%減)。
四月の国内販売向け生産台数は5万1370台で全体の40・53%を占めた。前年同月比では49・29%減。乗用車が2万1295台(54・68%減)、ピックアップ車が2万8814台(43・09%減)で、ピックアップ車の内訳は2ドアが1万6030台(40・14%減)、4ドアが8105台(58・48%減)、PPVが4679台(8・13%増)だった。
一~四月合計の自動車生産台数は64万4222台、前年同期比では27・77%減となった。乗用車が25万6108台で前年同期比35・24%減。バスの生産は224台で前年同期比15・79%減、トラックは38万7890台、前年同期比21・83%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は38万834台、同20・51%減。2ドア・ピックアップの生産台数は12万7038台(26・82%減)、4ドア・ピックアップは20万9639台(20・09%減)、PPVは4万4157台(2・29%増)だった。その他トラックの生産台数は7056台で前年同期比58・72%減だった。
一~四月の輸出向け生産台数は36万3155台で、生産台数全体の56・37%、前年同期比では2・26%増となった。乗用車は13万329台(9・08%増)、ピックアップ車は23万2826台(1・20%減)だった。2ドアが4万618台(7・88%減)、4ドアが17万696台(1・13%増)、PPVが2万1512台(5・54%減)。
一~四月の国内販売向け生産台数は28万1067台で全体の43・63%を占めた。前年同期比では47・64%減。乗用車が12万5779台(54・43%減)、ピックアップ車が14万8008台(38・86%減)で、2ドアが8万6420台(33・26%減)、4ドアが3万8943台(58・37%減)、PPVが2万2645台(11・03%増)。
FTI自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当が明らかにした向こう3か月間の自動車各社の生産計画の集計値によれば、五~七月期の生産台数は53万2998台にとどまる見通し。直近3か月間(二~四月)の生産実績の48万1570台を10・68%上回るものの、一三年五~七月期の65万470台と比べて18・06%減少する。
なお四月の国内自動車販売台数は7万3242台。前年同月比では33・2%減となった。前月比では12・78%減となった。一~四月の販売台数は29万7413台で、前年同期比43・10%減だった。
輸出台数は3か月連続増
FTI自動車部会によれば、四月の自動車完成車輸出台数は6万9804台となり、前年同月比2・34%増となった。輸出台数が前年同月比増となるのは3か月連続。ただし前月比では38・39%減となった。四月は三月に比べて営業日数が少ないため。輸出額は330億8012万バーツで、前年同月比7・49%増となった。
四月のエンジンの輸出額は23億2154万バーツ(19・35%増)、組立部品は154億8157万バーツ(6・81%増)、交換部品は15億3393万バーツ(26・36%増)だった。完成車、エンジン、組立部品、交換部品を合わせた輸出額は524億1717万バーツで8・23%増。
一~四月合計の自動車完成車輸出台数は36万1313台、前年同期比1・46%増だった。輸出額は1694億1624万バーツで前年同期比7・44%増。エンジンの輸出額は103億621万バーツ(14・34%増)、組立部品は677億8550万バーツ(13・82%増)、交換部品は66億8280万バーツ(24・23%増)だった。完成車、エンジン、組立部品、交換部品を合わせた輸出額は2541億9075万バーツで9・74%増だった。
日付 : 2014年05月26日
By : 週刊タイ経済
四月の自動車生産は、乗用車が5万1067台で前年同月比26・63%減となった。バスの生産は75台で前年同月比226・09%増、トラックは7万5588台、前年同月比25・02%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は7万4402台、同23・41%減だった。2ドア・ピックアップの生産台数は2万3916台(33・23%減)、4ドア・ピックアップは4万2589台(20・57%減)、PPVは7897台(2・43%増)だった。その他トラックの生産台数は1186台で、前年同月比67・60%減、マイナス成長は7か月連続となった。
四月の輸出向け生産台数は7万5360台で、生産台数全体の59・47%を占めた。輸出向け生産が国内市場向け生産を上回るのは9か月連続。前年同月比では9・00%増となった。乗用車の輸出向け生産台数は2万9772台(31・63%増)、ピックアップ車は4万5588台(2・00%減)だった。ピックアップ車の内訳は2ドアが7886台(12・75%減)、4ドアが3万4484台(1・13%増)、PPVが3218台(4・88%減)。
四月の国内販売向け生産台数は5万1370台で全体の40・53%を占めた。前年同月比では49・29%減。乗用車が2万1295台(54・68%減)、ピックアップ車が2万8814台(43・09%減)で、ピックアップ車の内訳は2ドアが1万6030台(40・14%減)、4ドアが8105台(58・48%減)、PPVが4679台(8・13%増)だった。
一~四月合計の自動車生産台数は64万4222台、前年同期比では27・77%減となった。乗用車が25万6108台で前年同期比35・24%減。バスの生産は224台で前年同期比15・79%減、トラックは38万7890台、前年同期比21・83%減となった。トラックのうち1トン・ピックアップ車の生産台数は38万834台、同20・51%減。2ドア・ピックアップの生産台数は12万7038台(26・82%減)、4ドア・ピックアップは20万9639台(20・09%減)、PPVは4万4157台(2・29%増)だった。その他トラックの生産台数は7056台で前年同期比58・72%減だった。
一~四月の輸出向け生産台数は36万3155台で、生産台数全体の56・37%、前年同期比では2・26%増となった。乗用車は13万329台(9・08%増)、ピックアップ車は23万2826台(1・20%減)だった。2ドアが4万618台(7・88%減)、4ドアが17万696台(1・13%増)、PPVが2万1512台(5・54%減)。
一~四月の国内販売向け生産台数は28万1067台で全体の43・63%を占めた。前年同期比では47・64%減。乗用車が12万5779台(54・43%減)、ピックアップ車が14万8008台(38・86%減)で、2ドアが8万6420台(33・26%減)、4ドアが3万8943台(58・37%減)、PPVが2万2645台(11・03%増)。
FTI自動車部会のスラポン・パイシットパタナポン広報担当が明らかにした向こう3か月間の自動車各社の生産計画の集計値によれば、五~七月期の生産台数は53万2998台にとどまる見通し。直近3か月間(二~四月)の生産実績の48万1570台を10・68%上回るものの、一三年五~七月期の65万470台と比べて18・06%減少する。
なお四月の国内自動車販売台数は7万3242台。前年同月比では33・2%減となった。前月比では12・78%減となった。一~四月の販売台数は29万7413台で、前年同期比43・10%減だった。
輸出台数は3か月連続増
FTI自動車部会によれば、四月の自動車完成車輸出台数は6万9804台となり、前年同月比2・34%増となった。輸出台数が前年同月比増となるのは3か月連続。ただし前月比では38・39%減となった。四月は三月に比べて営業日数が少ないため。輸出額は330億8012万バーツで、前年同月比7・49%増となった。
四月のエンジンの輸出額は23億2154万バーツ(19・35%増)、組立部品は154億8157万バーツ(6・81%増)、交換部品は15億3393万バーツ(26・36%増)だった。完成車、エンジン、組立部品、交換部品を合わせた輸出額は524億1717万バーツで8・23%増。
一~四月合計の自動車完成車輸出台数は36万1313台、前年同期比1・46%増だった。輸出額は1694億1624万バーツで前年同期比7・44%増。エンジンの輸出額は103億621万バーツ(14・34%増)、組立部品は677億8550万バーツ(13・82%増)、交換部品は66億8280万バーツ(24・23%増)だった。完成車、エンジン、組立部品、交換部品を合わせた輸出額は2541億9075万バーツで9・74%増だった。
日付 : 2014年05月26日
By : 週刊タイ経済