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エコカー2プロジェクト TAI所長は投資継続を展望

 タイ自動車インスティチュート(TAI)のウィチャイ・ヂラティユット所長は、エコカー2プロジェクトについて、政治情勢の悪化や国内の自動車市場の収縮にもかかわらず、投資奨励を申請した自動車メーカー10社のうち少なくとも8社が実際の投資を進めるとの見通しを示している。実際にエコカー2の投資がなされれば、二〇一七年までに年間300万台の自動車を生産するとした目標の達成は現実味を帯びる。

 投資委員会(BOI)事務局が三月三一日に申請を締め切ったエコカー2プロジェクトには、自動車メーカー10社が参加した。各社の申請内容を合計した生産台数は158万台、合計投資予定額は1388億9000万バーツに及ぶ。投資申請を行なったのは、最初のエコカー・プロジェクトに参加した日産、ホンダ、三菱、スズキ、トヨタの日系5社と、中国のMG、フォード、GM(シボレー)、マツダ、フォルクスワーゲン。

 ウィチャイ所長によると、自動車メーカー各社の幹部は、タイの現在の危機を基本的に一時的なものとみなしている。昨年、タイは245万台の自動車を生産し、世界で9番目に大きい自動車生産国になっている。


日付 : 2014年06月09日

By : 週刊タイ経済

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