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マツダ・セールス(タイ) 今年の新車販売目標は5万台

 マツダ・セールス(タイランド)社の広報担当は、今年通年の販売台数が5万台に達すれば、満足できるとの見方を示している。一二、一三年の販売台数を大きく下回ることになるが、直近の2年間が異常だっただけで、販売は正常に戻る過程にあるとしている。経済・政治的に困難な時期にあるため、設定した販売目標は、十分に高い水準と考えられるとした。

 マツダのタイにおける新車販売台数は二〇一二年が7万3764台、一三年が5万2914台だった。これより前の二〇一〇年と一一年の販売台数はそれぞれ3万5147台、4万1980台。今年一~五月の販売台数は1万4017台で、前年同期を47%下回っている。車種別内訳は、サブコンパクトカーの「マツダ2」が2849台、小型車の「マツダ3」が2772台、SUVの「CX・5」が2365台、1トンピックアップ車の「BT・50」が6025台。ちなみに一~五月のタイの新車市場全体は約36万台で、前年同期比42%減となっている。昨年のタイの新車市場は約132万台だったが、今年は100万台を下回る80~90万台にとどまるとの悲観的な予測も出ている。

 マツダは新世代技術の「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用したモデルの投入で、今年の新車販売を押し上げたい考え。昨年一一月に同技術を全面採用したCX・5を売り出したほか、今年四月には同じく新型マツダ3を売り出している。今年最初の5か月間の2モデル合計の販売台数は4660台。今年通年では1万3000台の販売を見込んでいる。景気は低迷しているものの、顧客の購買力は高い水準を保っていると見ている。

 マツダは、スポーツ紙の『サヤームキラー』紙を発行するサイアム・スポーツ・シンジケート社や他のパートナーと提携したサッカーのブラジルW杯にちなんだ懸賞キャンペーンの実施も発表している。「スター・サッカー・ワールドカップ・フィーバー」と題したキャンペーンで、特賞で68万6000バーツ相当のマツダ2レーシング・シリーズが当たる。このほか、特別金利や自動車保険がもれなくついてくる販促キャンペーンの「マツダ・マックス・ディール」も今年末まで実施している。


日付 : 2014年06月16日

By : 週刊タイ経済

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