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乗り合い交通機関のみかじめ料 軍政が取締キャンペーン開始

 国家平和秩序維持団(NCPO)は、タクシー、オートバイ・タクシー、乗り合いバンの事業者を苦しめている暴力団の取り締まりを開始する。ティラチャイ・ナークワニット陸軍第1管区司令官は六月一二日、みかじめ料をせしめる暴力団を全国で取り締まると語っている。ティラチャイ司令官はこの日、警察庁、バンコク都庁、内務省、陸運局の代表を呼んで軍政の方針を伝達するとともに、輸送機関別にそれぞれ責任者を任命して、暴力団追放キャンペーンを展開することを決定している。ティラチャイ司令官は、こうしたみかじめ料の徴収は制服を着た警察組織の人間が行なっているところもあることを明らかにしており、被疑者のリストも持っていると述べている。大衆輸送サービスでのこうした悪習は、とくに観光地では公然と行なわれているのが現状で、その費用は乗客に転嫁されている。

 ティラチャイ司令官は、NCPOが公共輸送のみかじめ料だけでなく、違法賭博、麻薬取引、武器密輸の撲滅キャンペーンも強化する方針でいることを明らかにしている。違法賭博では、警察と軍によるタスク・フォースが地下カジノの摘発や賭博ゲーム機の押収を続けており、都内ノンジョーク区の賭場の強制捜査では83台の違法ゲーム機、120万バーツの現金を押収し、ゲーム機のオーナーを逮捕している。また警察と軍の別のタスク・フォースは、カラシン県ロンカム郡で大量の小火器を押収した。


日付 : 2014年06月16日

By : 週刊タイ経済

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