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投資委員会が本会議 18件、1200億B超を認可

 投資委員会(BOI)は六月一八日、国家平和秩序維持団(NCPO)を率いるプラユット・チャンオーチャー陸軍司令官を議長とする本会議を開き、18件の大規模投資プロジェクトを認可した。合計投資額は1228億3770万バーツ。

 NCPOは六月初めにBOIの新委員を任命したばかりで、今回が軍政下で最初の本会議となった。この日、認可を受けた18件中、最大のプロジェクトは、タイ国トヨタ自動車のサムットプラカン県サムロン工場とチャチュンサオ県バンポー工場でのPPVを含むピックアップ・トラック製造と部品製造事業で、投資額は515億2300万バーツ。年産能力はサムロン工場が29万台、部品332万9250個、バンポー工場が28万台、部品153万2000個。

 ブリヂストンは、鉱山などで使用するスチールコード・コンベヤベルトを生産する。事業地はラヨン県で、年産能力は7000トン。投資額は14億5000万バーツ。

 上海汽車とCPグループの合弁会社のSAICモーター・CP社はチョンブリ県シーラチャー郡のイースタンシーボード(チョンブリ)工業団地に設ける新工場での乗用車製造で認可を受けた。投資額は92億バーツ。年産能力は5万2000台。中国資本ではLLIT(タイランド)社のタイヤ製造事業も認可を受けた。事業地はヘマラート・チョンブリ(ボーウィン)工業団地で、年産能力は1120万本。投資額は188億6030万バーツ。韓国ポスコのメッキ鋼板製造事業も認可を受けた。事業地はラヨン県アマタシティ工業団地で、年産能力は45万トン。投資額は100億1420億バーツ。

 ウドム・ウォンウィワットチャイBOI事務局長は、同日のBOI本会議による1200億バーツを超える投資認可は、タイの投資環境に対するポジティブなシグナルを発するものだとしている。また投資家が先延ばしにしていたプロジェクトを続行することを期待しているほか、年後半により多くの投資を引き付けることになるだろうと述べている。


日付 : 2014年06月23日

By : 週刊タイ経済

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