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タイコン・ロジスティック  東北、北部、南部に物流団地

 物流団地や貸し倉庫の開発を手がけるタイコン・ロジスティック・パーク社(TPanrk)は、事業拡張のため、今年と来年に36億バーツの投資予算を割り当てる。パタン・ソムブラナシン社長は総面積30万平米を超える貸し倉庫を3か所で開発する計画があると述べている。

 SET上場の貸し工場開発会社、タイコン・インダストリアル・コネクション社の子会社のTパークは、東北地方の中心に位置するコンケン県で173ライの物流団地を造成中で、来年第2四半期には完成予定。親会社のタイコンは、Tパークの事業拡張資金調達のため、Tパークの株式を公開することも検討している。

 Tパークは北部のラムプーン県でも162ライの物流団地の造成を予定している。来年第4四半期に着工し、二〇一六年中の完成を予定している。南部のスラタニ県では70ライの物流団地を造成する計画で、来年第3四半期に完成を見込んでいる。

 現在、Tパークの物流団地は、バンコク首都圏と東部地方に集中している。Tパークが経営する物流団地は32か所で、5011ライをカバーしている。顧客は78社あり、自動車、エレクトロニクス、電機、ロジスティック、消費材、小売などの業種にまたがっている。パタン社長によれば、顧客企業はこれまで中部地方に物流センターを置いていたが、地方の消費者の購買力の上昇を受け、各地方ごとに物流拠点を置く需要が伸びていると述べている。二〇一五年終わりにASEAN経済共同体(AEC)が発足すれば、地方のロジスティック設備の需要は急速に増大すると見ている。

 Tパークはまた、ミャンマーのヤンゴンとベトナムのホーチミン市での倉庫開発の準備調査も実施している。顧客企業のいくつかが進出し拠点を設けているため。規則、地価、立地を調査している最中で、来年までにこれらの国への投資計画を決定する。またチョンブリ県シーラチャー郡では、エネルギー分野のエンジニアリング・サービスを手がけるSET上場企業のDEMCO社と組んで、屋上太陽光発電事業にも投資する。


日付 : 2014年08月04日

By : 週刊タイ経済

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