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タイ・ヤマハ・モーター 大型バイクの販売を強化

 タイ・ヤマハ・モーター社は、二輪車市場の収縮に対応するため、市場が拡大しつつある趣味用大型バイクやジェット・スキーの販売を強化する。ヂンタナ・ウドムサップ営業部長は、二輪車販売が落ち込んでいるため、品揃えを見る必要があると述べている。

 ヤマハは二〇一一年以来、排気量530㏄から1300㏄の大型バイクを日本から輸入販売している。小売価格は46万5000バーツから95万バーツ。「ヤマハ・ライダーズ・クラブ」と名づけた大型バイク専門のショールーム兼サービスセンターを全国9か所に展開中で、昨年の大型バイクの販売台数は約300台。今年は1100台を見込んでいる。日本製の大型バイクは、日タイ経済連携協定(JTEPA)の下で輸入関税が低くなっているため価格競争力がある。JTEPAの下で輸入関税は毎年5%引き下げになり、二〇一七年終わりには撤廃されることになっている。

 タイ・ヤマハによれば、タイ全体の大型バイク(排気量500㏄超)の市場は拡大しており、今年一~九月の販売台数は1万2500台、前年同期比12%増を記録している。今年通年では1万6000台に達すると見ている。

 一方、ジェットスキーは公認ディーラーを通じて販売している。米国からの輸入で、タイでは16のモデルが入手可能。店舗はパタヤ、プーケット、サムイに展開しており、来年にはノンタブリ県のサナームビンナーム地区に出店予定。

 タイ・ヤマハの昨年のタイでの二輪車販売台数は37万3000台。今年の販売台数は当初36万台を目標としていたが25万台に下方修正した。


日付 : 2014年11月03日

By : 週刊タイ経済

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