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中国製の低価格の棒鋼 国内メーカーが規制求める

 国内の棒鋼メーカーが、政府に中国からの安価な棒鋼の輸入を制御する手段の即時導入を求めている。事業者は工業省に輸入棒鋼の品質証明の承認も止めるよう求めている。チャクラモン・パースックワニット工業相は最近、鉄鋼メーカーの担当者とこの問題について協議している。メーカー側は、中国製品の流入を抑制するための即時の手段が必要だと訴えている。

 中国製棒鋼は世界貿易機関(WTO)ルールの下でアンチ・ダンピングとセーフガードの手段がとられているが、輸入は増える一方となっている。工業省は輸入品にも工業製品規格を適用しているが、品質基準は緩く、チャクラモン工業相も、輸入された鉄鋼の品質証明を再考する必要があると認めている。タタ・スチール(タイランド)のソンサック・ピヤワンナラット副社長は、中国製鉄鋼には品質上の懸念があると述べている。中国製の安価な鉄鋼は品質にこだわらない国内需要家を引きつけているが、そうした鉄鋼は建設セクターで使われているため、後々、甚大な損害が生じる可能性もあると警告した。タイ工業連盟鉄鋼部会のタナ・ルンシラシン副部会長は、輸入製品の品質保証で政府は規則を厳格に適用すべきだとしている。


日付 : 2014年11月17日

By : 週刊タイ経済

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