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タイ・ホンダの二輪・汎用製品 累計生産台数が5000万台に

 タイ・ホンダ・マニュファクチュアリング社は一一月一七日、二輪車と汎用製品を合わせた累計生産台数が5000万台に達したことを記念し、記念式典を開催した。アチャカ・シーブンルアン工業省次官を主賓に迎え、ホンダからは安部典明アジア・大洋州本部長、松本宣之アジア・太平洋生産統括責任者らが出席した。安部本部長は、ホンダがタイで事業を開始してからこれまでの50年間で、先進的で環境に優しい二輪車および汎用製品を生産する世界有数の拠点へと成長を遂げたことについて、顧客や関係者に謝意を表明。タイ・ホンダは今後も顧客が最大限満足する製品を、より早く低炭素でお届けすべく、生産を続けていくと述べている。

 ホンダは二〇一三年にグローバルで、約1700万台の二輪車と約600万台の汎用製品を生産している。タイ・ホンダは、このうち二輪車で約10%、汎用製品で約40%にあたる生産台数で、グローバルでの二輪車および汎用製品の生産拠点となっている。タイホンダは一九六五年設立。二〇一〇年には250㏄エンジンを搭載した中型モデルの生産を、二〇一二年にはグローバル・モデルの生産に特化したラインを新設し、生産を始めている。さらに二〇一四年からは、CBR650シリーズなど大型モデルの生産も開始した。タイ・ホンダは現在、各種の二輪車製品をASEAN諸国、日本、欧州、北米、オーストラリアなどに輸出している。

 タイ・ホンダは一九八七年に汎用製品の生産を開始し、汎用エンジン、水ポンプ、刈払機など、幅広い汎用製品を世界に供給している。二〇一二年には、汎用工場を新たに建設し、開発機能と生産機能を統合することで、より効果的・効率的な事業運営を実現した。二〇一四年八月末には、新型の背負式動力噴霧機WJR4025T、WJR2525Tの生産と世界各国への輸出を開始している。

 安部本部長は、タイの二輪車市場について、過去3年間は平均で販売台数が5%減少しているが、市場が飽和したわけではなく、二輪車はいまだ人気で、市場拡大の多くの要因があると述べている。


日付 : 2014年11月24日

By : 週刊タイ経済

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