ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

日立製作所とEGAT 変電所の設計・建設・調達で契約

 日立製作所の東原敏昭社長兼COO(最高執行責任者)はこのほどシンガポールで開いた日立イノベーション・フォーラムで、拡大メコン・サブリージョンにおけるロジスティックとサプライ・チェーン・ネットワーク開発の地域ハブとしてタイを活用していく考えを示した。グループ企業や協力工場が生産する部品や製品のラオス、ミャンマー、カンボジアの生産拠点への供給で、タイでのロジスティック・オペレーションを活用する。

 日立はチョンブリ県アマタナコン工業団地のエレベータ/エスカレータ工場の設備能力を現在の年間2500台から5000台へと2倍に引き上げる。タイ拠点はインドや中東向けに製品を供給している。

 東原社長は、タイに関し送電・変電システムや鉄道システムの分野でビジネス・チャンスが大きいと述べている。タイ発電公団(EGAT0のチャヤプーム変電所向け500kVガス絶縁開閉装置の納入を含む変電設備一式の設計・調達・建設契約を現地パートナーと組んで受注し、一一月四日に契約調印している。日立が500kVのガス絶縁開閉装置を供給し、現地パートナーが230kV装置の供給と変電所の土木工事、機器据え付けを行なう。タイは発電容量の拡大に合わせ送電網の整備が必要になっており、今後も送電網強化のためのプロジェクトを計画している。日立はワンノイ変電所向けに500kVガス絶縁開閉装置を納入した実績があるほか、115kV気中絶縁変電所のガス絶縁化を請け負った実績もある。


日付 : 2014年12月01日

By : 週刊タイ経済

登録