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ダウェー経済特別区開発 一月にバンコクで2国間会議

 国家経済社会開発委員会(NESDB)のアーコム・トゥームピタヤーパイシット事務局長は、ダウェー経済特別区開発プロジェクトについて、二〇一五年一月七~九日にバンコクで開催する二国間協議で、第一フェーズの開発プロジェクトの枠組が承認される見通しとなっていることを明らかにした。同事務局長によれば、プロジェクトを監督するため、すでに両国が政策委員会を設定したことを明らかにしている。タイの委員会はプリディヤトーン・テワクン副首相が統括する。

 タイ政府とミャンマー政府は、プラユット首相が一〇月にミャンマーを公式訪問した際に、延期になっているダウェー・プロジェクトを再活性化することで合意している。運輸副大臣も兼務するアーコム事務局長は、政策委員会がダウェー・プロジェクトの第1フェーズで実施するダウェーとタイ国境を接続する道路ネットワーク開発で、イタリアンタイ・デベロップメント社(ITD)とロジャナ・インダストリアル・パーク社の提案を検討することになると述べている。両社は二〇一四年初めにダウェー経済特別区開発会社が実施した入札でプロジェクトを共同提案していた。ITDとロジャナ社は27平方㎞の工業団地の造成、港湾と発電所の開発とダウェーとカンチャナブリのタイ国境を結ぶ2車線道路の建設を提案している。

 アーコム事務局長は、会議では開発の次の段階についても協議する予定で、次の段階では日本の参加を要請することにしている。日本はこれまで、実現可能性への懸念のためプロジェクトへの投資を渋っていた。アーコム事務局長は、初期フェーズの完成には2、3年を要するが、両国政府は計画をできるだけ早く設定しなければならないとしている。


日付 : 2014年12月22日

By : 週刊タイ経済

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