ユーザー名 パスワード
クイック検索
キーワード

マツダがタイを世界生産拠点に トランスミッション、エンジン

 マツダはタイの生産拠点を日本の工場と同様に、車の組立からトランスミッションやエンジンの生産までを含めた包括的なものへと強化していく方針だ。二〇一五年にはマツダ独自の省エネ技術のスカイアクティブ向けのトランスミッションとエンジンの生産がチョンブリ県で始まる予定。マツダ本社のグローバル販売&マーケティング本部副本部長兼ASEAN市場部長を兼ねる武居秀介社長によれば、マツダ本社は主に1トン・ピックアップトラックとエコカーのグローバルな生産ベースとしてタイ工場を活用する方針。6割が国内市場向けで、残りが輸出向けを想定している。

 現在、マツダはラヨン県のイースタンシーボード工業団地にフォードとの合弁工場を有している。一九九五年に設立された合弁会社のオート・アライアンス・タイランド(AAT)の工場は1トン・ピックアップ車14万台、乗用車10万台の生産能力を有しており、うち半分がマツダに属している。フォードは最近、乗用車の組立ラインを自社の全額出資で建設したラヨン県内の自社工場に移管し、AATではピックアップトラックのみを生産している。

 マツダは一一月、合計126億バーツを投資したエコカーの新型「マツダ2」の生産を公式に開始した。97億3000万バーツを年間15万8000台のエコカーの生産と20万個の自動車部品製造に投じ、その他28億7000万バーツはエンジン生産に投資する。


日付 : 2015年01月12日

By : 週刊タイ経済

登録